『冬が来ると…』のこと。
こんにちは。
最近、ほんっとに寒いですっ!
いよいよ冬が到来したなあ…
でも、当たり前っちゃ当たり前ですよね。もう12月ですもん(^-^;)
りさが幼稚園の時は、12月って言ったら雪が積もってたりしたんです。
そう!九州地方のしかも佐賀でも。びっくりでしょ?
朝起きたら一面真っ白!
『お菓子みたい…。』
クリスマスケーキの上に乗っかってるサンタさんとお家に
粉砂糖がかかってるのってあるじゃないですか。
あれの実物版を見たみたいって感じの感覚でした。
雪が降ると無性にわくわくして。
お父さんが、
「りさ、すごいね!積もったねー。今日は歩いていこうか!?」
そんな素敵な提案を持ちかけてくれて
「やったー!!」
ってさらにわくわくが高まっていったのです。
あったかい朝ごはんを食べて、
防寒のためのマフラーに手袋に。
幼稚園の黄色いカバンを斜めがけにして、
目をキラキラさせて、胸をはち切れんばかりにして飛び出して
ここまではよかったんです。
玄関を飛び出した後、外に出て10分で
りさは予想以上の寒さの厳しさに、
『足先が痛ーーーっ(涙)』
って半泣きして後悔したのだけはしっかり覚えてるのですけどね(^-^;)
子どもらしく無邪気にはしゃぐ幼稚園生ではなかったらしい(笑)
それでも、無駄に走ったり跳んだりしてるお父さんときゃっきゃしながら
必要以上に跳んだり跳ねたりする訳を感じたりしたんです。
『そうか、動いたらあったかくなるんだ。』
それが分かってからは
りさも無駄に走ったり、無駄に動いてみたりして(笑)
雪合戦とか雪だるまとか作りながら
そういう遊びに夢中になると、足先が痛いのも気にならなかったかな。
その頃うーん、おそらく27とか8ぐらいのお父さんと
幼稚園まで歩いた気がします。
幼稚園生の足で、しかも遊びながらだから
1時間ぐらいかかったんじゃないかな。多分。
ぼんやりだけど、
一面の銀世界と、
「りさ、歩いていこうか!?」
ってお父さんの言葉が頭の中にしっかり残ってる。
…今考えてもほんと、
偉かったなあ、お父さんって思うんです。
今りさは21歳ですが、雪が降ると
「えええー…雪だよ。またダイヤが乱れるんだろうなあ…もう。」
なんてつまらないこと思っちゃったりして…。
洗濯が出来ないだとか、
電気代が掛かるだとか、
寒くて何にも出来なくなるなあ、買い物に出るのがおっくうだなあ。
靴下、2枚履くべきだろうか…
いつから雪を素直に喜べなくなったんだろうなあ…って。
大人になるってきっとそういうことで、
りさはもう、大人になってしまったんだってことを改めて感じます。
今は雪の日はめちゃくちゃあったかい格好して
マフラーとかぐるぐる巻きにして
ホッカイロも持って。
どっちが雪だるまか分からないぐらいもこもこした格好して
『もうーっ(涙)滑るし、都市高は通行止めだし、JRは遅れるし…
雪ってほんと困るなあ…。』
『雪の日はヒールのブーツってやばいよね。
かかとが安定してるやつで行こう。』
なんてぶつぶつ思いながら足元に神経を集中させて
何とか転ばないように、一歩一歩慎重に歩くんです。
転ぶとコートが汚れるし、汚れたらクリーニングだし、
何より地面に手を付いたらべちょべちょになって寒いし。
『むぅー…もう、これでこけたら今日は絶対家に帰って学校行かない。』
って思いながらへっぴり腰で歩く。
転ばないように。それだけを考えて。
『次は雪だるまを作って…先生やなおちゃんに見せて…
雪だるま持ってると手が冷たいな…』
『今日は雪遊びするのかなあ…幼稚園、ストーブあるかな。』
多分、そんなことを考えながら歩いてた幼稚園のりさとは
当たり前だけど、全然違うなって思う。
そんなことを思いながら、
でも、今きっと雪が積もっても
相変わらず服や靴、電車の時間に頭を抱えながら
ため息吐きながらへっぴり腰で、
不満を一つ一つ踏みしめながら一歩一歩歩くんだと思う。
大人になるって何か淋しいような切ないような気がします。
りさも子どもが出来たら、お父さんみたいに
「歩いていこうか!?」
そういう風に言えるのかな。
絶対絶対言ってあげたいと思う。
すごくすごく嬉しかったし、楽しかった。
お父さんとの楽しい思い出は、10年以上経った今でも
雪が降るたびに一番に思い出すんです。
…いいお父さんじゃん。
今は21歳で、大学生で。実家から離れて暮らしてて。
自分が将来作るであろう家庭のことも考えたりする。
大人になったよ。
大人になっちゃってるよ。
…境目はいつだったのかな。
時間って過ぎてるんだって
改めて10年以上の時の長さを噛み締める。
温かい部屋の中で、
結露して汗をかいてる窓を見ながらそんなことを思うのです。
今年も雪、降るのかなあ…。