時計・3
今も、思い出しては心が痛みます。
友達から「今年医学部に受かったみたいで、今○○県にいるよ」
ってたまに聞いては気になって
どうしてるかな、元気かなって。
そんなことがあるから…
今の彼は絶対大事にしよう。って。
気持ちは言わなきゃ伝わらない。
そして、伝えないと絶対後悔する。って。
『伝えることすらできなくて抱えていくことの辛さ』
『そこで時間が止まってしまうことの辛さ』
もし、あの時伝えていれば…
結局、1番話していて、1番近くにいたあたしより
1番ではなかったかもしれない。けれど勇気を出して気持ちを伝えた彼女をその人は選んだんです。
甘ったれて、何もかも受身で…相手の出方を伺って告白するかしないか。最悪友達でもいいや。
なんて卑怯なこと考えてたあたしよりは、
ひたむきに彼を好きで、振られたっていいって覚悟で真っ直ぐに気持ちを伝えた彼女のほうが何倍も魅力的に映ったことでしょう。
反省点はたくさん。
その人に感謝しなければいけません。
その時気付いてなかったら、今こうして好きになった人を大事にしようとは思わなかったかもしれない。
すごくすごく勇気を出して告白して付き合ったのが今の彼です。
付き合ってからもなるべく気持ちを伝えるようにして…
いいことも悪いことも、言わなきゃ分からない。
もう失いたくない。後悔したくない。
『伝わってる、大丈夫』
なんて自惚れだから。
伝えることすらできない辛さに比べたら、伝えるときの勇気なんて出し惜しみしてられません。
今もときどき思い出しては痛むこの傷は
あの時伝えなかった罰なんだろう。
今は次会ったら普通に話しかけようって思います。
今ならすごく素直に話しかけられるような気がする。
「元気?」
って声かけて
出来たら
「昔、好きだったんだよ」
って。
そして
「今はすごいいい彼氏がいるんだよ。付き合いも長いんだから(^^)」
って普通に。
そして、その人の話も聞けたらいい。
そしたら、あたしの中のあの時の時計は始めて動き出せるような気がする。