製糖業の中心地:チチガルパ
11月22日、チナンデガ県チチガルパ(Chichigalpa)に行ってみました。リカルドおじさんにとっては久しぶりの撮影行です。
チチガルパはニカラグアの製糖業の中心地で、ニカラグアで一番の大富豪ペラス家の所有する製糖工場、そしてラム酒フロール・デ・カーニャ(Flor de Caña)の醸造工場があります。住民のかなりがこの産業で生計を立てている模様で、ニカラグアでも有数の工場があるせいか、街の人々も他の街に比べると裕福そうに見えます。
因みに、ペラス一族は、19世紀後半のカリフォルニアのゴールドラッシュの時、ニューヨークからサンファン川を遡航してニカラグア湖に至り、ここから太平洋側に出てサン・フランシスコに向かう人の流れがあった中、その水運事業が財を成す契機となり、今もニカラグア一番の富豪として、製糖、醸造、果樹、自動車販売(トヨタ代理店)など幅広く事業を展開しています。
チチガルパはレオンから更に北、チナンデガ市に到達する直前の幹線街道を少し左折した地点にあります。マナグアから約2時間の距離です。
マナグアからレオンまでは、普通なら舗装されたレオン新街道を行くのですが、今日のリカルドおじさんは旧街道を通ってみました。政府支持派と反政府派の対立で、昨日、新街道では両派のちょっとした衝突があり、車への破壊行為があったと新聞で読んだからです。今日はそんな事件はないでしょうが、実は、この衝突の際に、車をパンクさせるためのミゲリートという撒きびしが撒かれたというのです。こういうのが路上に残っていてパンクでもしたらかなわないと思ったので、道を変えてみたわけです。旧街道は下の写真のようにひどい道です。
レオンを過ぎてチナンデガ県に入るとチナンデガ県を代表するサン・クリストバル火山(Volcán San Cristóbal)が見えてきます。噴煙を上げる活火山です。
チチガルパの中心にあるサン・ブラス教会です。街の大きさのわりには教会はあまり大したものではありません。
サン・ブラス教会の内部ですが、ちょうどミサをやっていました。大音響の音楽に合わせて信者たちが歌っていました。最近はカトリックでも、プロテスタントのように歌うようです。
教会前の中央公園。ルベン・ダリオ公園と名付けられています。
市内の別の場所にあるグアダルーペ教会。チチガルパでは最も古い教会で、石壁が廃墟のように露出してますが、今も使用されています。
前記のグアダルーペ教会の前で、偶然ですがとても面白い出し物を見ることができました。それは次回にまとめてご紹介します。
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