象を食べた!? わ・た・し・

ＯＬをしながらエステスクールに通うＴ子。

理論は、初めて聞く言葉や専門用語が多くて「果たして覚えられるのかな？」なーんって思ってたけど、どうにかクリア

実技に入り、簡単なセッティグさえも時間がかかる（気持ちが焦る!!）

クレンジングの手順

ポイントメーク落とし→クレンジングの塗布→クレンジングのなじませ

（なんとなく覚えられたかな？）と思ったら、スポンジのふき取り手順

（アッ！！頭がゴチャゴチャだー）

クレンジグの手順とスポンジの拭き方の手順が「逆回り？平泳ぎ？」　

（ワカンナーイ）　

と思いつつ、次は「ホットタオルのふき取り？」

追い討ちわかけられた様に、次から次へと覚えなければならないことがメチャ多い！！

Ｔ子の頭の中はパニック状態

そして、リッカーは優しく言う

「初めて仕事をした時のことを思い出してみて」

「あの時も、何にも分からない状態で、必死で覚えたよねー」

「でも、今は如何？」

「スムーズに仕事ができているでしょう？」

それと同じよ！

人間は、初めて体験することや、初めての経験は、不安・恐れが伴うものよ

私も、今のあなたと同じだったのよねー

仕事をしながら、勉強するのって大変よねー

仕事で疲れて勉強をしようと思っても、眠たくて・・・

それでもって、気持ちはあせるけど、全然前に進まない。

結局何にもできなかった

そういう状態よねー

（そして、リッカーがホワイトボードに「象」の絵を書く）

いきなり一言　「この象を食べて！！」と言う

「エッ！こんな大きいのを食べるんですか？」


「そう、どうやったら食べれる？」

（Ｔ子考える・・・)

「鼻と・首と・胴体と・しっぽを切って食べます」

(ホワイトボードの象をリッカーが刻む)

「でも、切ってもこんなに大きいのに食べれる？」

「イーエ　　食べれるように小さく刻みます」

そして、リッカーは一つづつ刻んだ象の切り身を消していく。


すると、象が全部消えてしまった。

全部食べちゃったヨ!!


いろんな問題が降りかかった時、いっきに片付けるのは難しいよね。

「先ず、何をすべきなのか?」を考え、優先順位を付ける。

そして、一つづつ片付けていく。

すると、気づいたら全部解決しているんだよねー

これを『エレファントテクニック』といいます。

T子はそれからというもの、このエレファントテクニックを、仕事や、私生活にも使えるようになり、時間の使い方が上達した。

そして、パニック状態にならないようになった。

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