遠い女 ラテンアメリカ短篇集 フリオ・コルタサル他
コルタサルを中心とした南米の作家による短篇集。
ラテンアメリカ文学といえば短篇集!というくらい、面白いものが多くて大好きです🌸
収録作品 夕食会/「流砂」より/チャック・モール/分身
遠い女/乗合バス/偏頭痛/キルケ/天国の門
未来の王について/航海者たち
お気に入りはこちら
「チャック・モール」カルロス・フエンテス
「20世紀ラテンアメリカ短篇選」にも収録されていたため既読でした。
初めて読んだときの衝撃、ラテンアメリカならではの禍々しさというか…
生贄や血のような恐ろしい文明の空気をまとっている感じが最高です。
「遠い女」フリオ・コルタサル
表題作です。
コルタサルは「石蹴り遊び」が有名ですが、短編も大好き✨
著者は忘れましたが、水槽のサンショウウオを見つめているうちに
中身が入れ替わってしまう男の子の話(南米文学だったかな?)を思い出しました。
「偏頭痛」フリオ・コルタサル
これはいくら読んでもさっぱり分からなかった…
マンクスピア?哺乳類?? と調べてみたらこちらにたどり着きました。
https://honsuki.jp/pickup/7701.html
本作とは別の翻訳家さんですが、コルタサルの短編についてのインタビューが載っています。
同じく「乗合バス」も難しかったー💦
でもこういう、読み手の自分も理解できなくて
どこにいるのか、何が起きているのか分からない状態に陥られるのがラテンアメリカ文学の好きなところでもあります😆笑