世の人は我を何ともいわばいえ 
わがなすことは われのみぞ知る

by 坂本竜馬



念願の四国めぐりは愛媛にて終着とあいなりました。

司馬遼太郎の「坂の上の雲記念館」では
その文章の美しさに改めて感嘆いたしました。


竜馬がゆく(坂本竜馬) や 坂の上の雲(秋山兄弟)
だけじゃなくて
空海の風景(空海)、
酔って候(山内容堂、伊達宗城)、功名が辻(山内一豊と千代)、
夏草の賦(長曾我部元親)、戦雲の夢(長曾我部成親)、
馬上少年過ぐ(伊達正宗、秀宗)、
歳月(江藤新平)、
花神(大村益次郎)、胡蝶の夢(高野長英)
などなど、司馬小説には意外と四国が多く登場します。
僕は司馬遼太郎の小説を出版されているものはすべて読んでいるのですが、
(随筆も全集に載っているものならすべて)
読み返すたびに新しい発見があります。
きっと僕自身もゆっくりと歴史を積み重ねているからなのだと思いたいですね^^

特にこの旅では空海の足跡に触れる機会が多かったので
あらためて空海の風景を読み直すことにしました。
前に読んだのは10年も前。
そこからイスラムのルームメイトと暮らしたり、
キリスト教の家族にホームステイしたり、
仏像ブームが俺の中できたり^^;
前よりも味わえるのではないかな、と思って。
司馬さんも、一番好きな自分の小説、って言っているくらいですしね。

実家にはハードカバーもあるのですが、
改めて文庫版を揃えました。

大きいものと小さいものとをそろえるのは紳士のたしなみである。
by 森見登美彦


最後に、
この旅での戦利品を公開。
四国と関係あったり全くなかったり…
それもまた紳士のたしなみ。

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