近所の桜が満開になりました。
雨中の花見もこれはこれでまた乙なものです。
毎年この季節が待ち遠しいようなこの気持ちはなんなんでしょうね。

桜といえば。
僕は中学高校とマジック同好会というそれなりにレアな部活に所属しておりまして、
休日はよく幼稚園や老人ホームにボランティアショーをしに出かけていたものです。
もちろんお客さんの年齢層に合わせて構成や演出を変えたりします。
とくに年配の方々が多い舞台の司会をする際に、
うちらの部で受け継がれた『必殺のツカミ』というものがございまして。

「私たちこのような舞台に立たせていただきますと、
 それはそれは緊張をするものでございます。
 そんなとき、とてもよく効くおまじないがあるんですね。
 どうするのかと言いますと、まず茶碗に水をいっぱいはりまして、
 そこに桜の花びらをひとひらうかべます。こいつをぐいと飲み干せば、
 貴様と俺とは同期の桜。サクラがいる舞台ほど安心するものはございません。」

・・・というもの。
正直、俺たちの世代には何が面白いのかさっぱりなんですが^^;、
これが毎回めちゃくちゃうけて、妙に悔しかった(笑)