読書の春です。
年がら年中読書シーズンで視力低下が心配ですが、
20代のうちにレーシックを受けて脱メガネをするつもりなので大丈夫です。

さてさて。
なぜか今頃になって自分の中で江戸川乱歩ブームが再燃しております。
きっかけは、たまたま書店で手に取った
「孤島の鬼」。
推理、耽美、禁忌、奇形、愛憎が入り乱れる中期乱歩の傑作和製ホラーです。
これ、俺、超好き。
この人は日常と狂気の境界の怪しさの描写が絶妙・・・
心のゆがんだ部分にびんびん反応するほの暗さがたまりません。

少年探偵団も含めた乱歩全体でいえることだけれど、
推理部分のトリックはもうかなりぶっとんでいて、
ギャ、ギャグなのか??ってくらい鬼才にあふれてる(汗)
コナンドイルのシャーロックホームズも突っ込み待ちとしか思えないトリックのオンパレードだし。
そんなファンタジーを異常な説得力を持って描いている歪さがたまらんのです^^;

両作品から名前を得た名探偵コナンを初めて読んだとき
ジェットコースター中にアクロバティックな動きで絞殺、みたいなトリックのぶっ飛び具合に
こんな探偵物あってたまるかい!と思ったものですが、
意外とそのルーツになった作品たちの系譜を正統についでいたのかも知れません(笑)