こんにちは!😊
今日は、出産方法の一つである「帝王切開」について、
ちょっと面白いトリビアを深掘りしてみたいと思います!
「帝王」って聞くと、皇帝とか王様とか、なんだかすごく仰々しいイメージがありますよね。
普通のお産の方法なのに、なんで「帝王切開」って呼ばれるようになったんだろう?って疑問に思ったこと、ありませんか?🤔
私も、最初は「え、誰か偉い人がこの方法で生まれたの?」って思っていました(笑)
1. よく聞く有名な説、ジュリアス・シーザー?
「帝王切開」をラテン語では「sectio caesarea」、英語では「caesarean section」と言います。
この「caesarea(カエサレア)」という言葉が、古代ローマの有名な皇帝、ジュリアス・シーザー(カエサル)の名前と似ていることから、
「シーザーがこの方法で生まれたから『帝王切開』になった」
という説が、最も有名で広まっています。
でも実は、これは俗説(誤り)だと考えられているんです!🙅♀️
シーザーが生きた時代には、お母さんも赤ちゃんも助かる手術は難しく、しかもシーザーのお母様は長生きをされていたそうです。
お母様が亡くなった後、赤ちゃんを取り出すことはあったようですが、シーザーの場合は違うんですね。
2. 有力な語源は「切る」を意味する言葉から!
じゃあ、本当の由来は何なの?というと、最も有力な説は、ラテン語の「caedere(カエデレ)=切る」という言葉の過去分詞「caesus(カエスス)」に由来するというもの。
つまり、もともとは
「子宮を切開して赤ちゃんを取り出す手術」
という意味だったものが、時代を経て、「caesarea」という言葉が「Caesar(カエサル、皇帝)」と結びつき、
ドイツ語圏などで「皇帝の切り開いた出産(Kaiserschnitt)」と誤訳された
のが、そのまま日本に伝わって「帝王切開」という言葉になった、と言われています。
なんだか、言葉が一人歩きして、スケールの大きい名前に進化しちゃったんですね!面白い!😆
3. 「帝王切開」ってどんな時にするの?
名前の由来はちょっと大げさですが、帝王切開は、お母さんと赤ちゃんの命と健康を守るための、とても大切で尊い手術です。
普通のお産(経腟分娩)では危険が伴う時や、母体や赤ちゃんに緊急事態が迫った時に、それらを回避する「救命の手段」として行われます。
例えば…
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👶 逆子(骨盤位)の場合
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🩺 前置胎盤(胎盤が赤ちゃんより下にある)など、お母さんに危険がある場合
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⚠️ 胎児の状態が悪く、急いで取り出す必要がある場合
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👩⚕️ お産が長引き、母体や赤ちゃんが疲れてしまった場合
...など、様々な理由があります。
🌟まとめ🌟
帝王切開は、名前の由来はちょっとした誤訳からきていますが、その本質は
お母さんと赤ちゃん、二つの命を助けるための、最高の医療技術
であることに変わりはありません。
帝王切開で出産した方も、これから帝王切開の予定がある方も、その出産は「帝王」という名にふさわしいくらい、立派で素晴らしい、命がけの経験です✨
ご自身の出産に誇りを持ってくださいね!