「わーかわいいーーあなたなら直に契約していいわよ♪」 「きたきたああーおいらと一緒に旅しようーじゃなか」 「いやいや僕と僕と」 「私を選んでー」 ぎゃーぎゃーわーわー・・・・えええ、何か騒がしいんですけど・・・入り口から数十匹のC型ドラゴン{精霊系}は召喚タイプに向いていて、腕に埋めたクリスタルを宿にして、儒者の魔力を糧にする為、儒者が死ななければ死なないのだ。 彼らは普段、竜魔力の強い東照宮でのんびり暮してる、水があれば生きていけるが、竜魔力が消耗し無くなれば死んでしまう、寿命は20年くらいなのだが、魔法使いと契約し、運命を共にすれば、ずうと生きていけるわけだ、魔法使いは300~500年も生きていける実績がある・・・{クリばーちゃんだけどw} 僕は騒がしい中、クリばーちゃんに連れられて奥へ奥へと進んでいく・・・行き着いた所にいたのは、レア色?普通は緑系なのだけど、その子は手足が赤く体は黄金に光輝いていた・・・くりばーちゃんが言う、「こいつがお前のクリーム・ドラゴンだよ」と、一斉に周りのドラゴン達が騒ぎ出す!「やめとけ」 「そいつは混ざりだぞ」 「扱いきれないで食われるぞ」 「分かるだろ、こいつは魔族のカケラだぞ!」 僕はそっと魔力を解放する・・・・僕の魔力に混ざっているものに気が付いて・・・何百といるドラゴン達は一瞬にして沈黙し、身動き一つしなかった・・・・。

魔法屋さんの一番奥の部屋で僕の腕に暗く濃い緑色クリスタルを埋めていく・・・1時間くらいだろうか、延々続いていた呪文は終わり、汗だくの魔法屋のおちゃんが言った「ハイ、終わり、もう動かして良いよ」 ふうー、動かして良いと言われても、魔力遮断ブレスレットを付けられ、フリーズ魔法をかけられては動けないですよ・・・痛みとかまったく無いけど、魔法屋のおちゃんの薄い髪がヒラヒラ~~ピーンと立つんですよ・・・・もう、笑いが止まらないし、お腹が痛くて死ぬかと思ったです。1時間もヒラヒラ~~ピーンの繰り返しですよ・・・しくしく、ある意味拷問の儀式を終えて、次は山の東照宮で、僕に合うクリーム・ドラゴンと契約しに行くのです。

「フレイム」僕が発した魔法はB型ドラゴン{人形のドラゴン・アンデット}に命中すると爆音と共にその炎は形有るソレを包み動きを封鎖する、すべてのアンデット化された生物は死ぬ事は無い、倒すには動きを封鎖し、最上級魔法による、分離、浄化の作業が必要なのだ、「フリーズ」魔力の差が均衡以上でなければ自分で解除することは出来ず、解除されるまで永久的に動けなくなる。

フレイムで相手の魔力を削り、フリーズで動きを止め、分離詠唱、死体と霊魔力を切り離したら、霊魔力を封印する。これがアンデット化生物の対処の仕方なのです、強さに関係なく・・・・実はもう詠唱破棄でこのレベルは出来るのだけど、クリばーちゃんが基本を覚え体にしみこませるのだと・・・手を抜いた僕をぼっこぼっこに・・・3日間寝込んだです。しくしく・・・僕はあの日にクリばーちゃんに誓い、運命を受け止め、毎日修行と勉強を繰り返していた。今ある魔法書は、すべて読破し覚えたしB級魔族レベルも一人で倒せるが、あの日、クリばーちゃんの家に来てから、クリばーちゃんの結界外には一歩も出してもらえてないのだ・・・・が!しかし、今度、リルリバール都市に連れて行ってくれるのだ、すごく楽しみ♪最新の魔法書にはどんな事が・・・むふふふ。しかしー

メインはついに、僕にクリーム・ドラゴンをって、クリばーちゃんが認めてくれたのが一番嬉しかったのです。

冬季がすぎ去り、暖かくなり、地上の生物が喜び動き始めた、そんな季節、今日は僕の4歳の誕生日っす、パパはいつも魔法科学第5研究所に入浸りで家にも帰ってこないのだが、今日は朝から僕にパパが今作っている試作品を見せられていたりする。 ママは魔法監査アカデミースクールの先生、でも特別な?特殊な?事を担当してるみたいで、普段は家にいるです。僕はあと数日で司法魔道協会年少部に入学して勉強・・・勉強・・・勉強の毎日がまっているのです・・・超エリートコースに進む事に正直僕は逃げ出したい気持ちでいっぱいだったのだ、だから、今日、パパ、ママが祝ってくれても・・・何をしてくれても・・・僕は嬉しさ半減なのです。 夜が更けてベットに潜りこんだその時!「どおおおおおおおんーーー」今まで聞いた事も無い物音、衝撃、そして殺気が僕の体を突き貫けていった、初めの爆音で耳の中がキーーンとして、三半規管がおかしくなってたのか、ふらふらとしか動けなかった、次の瞬間、見たこと無いその姿・・・薄暗い中でも黒々とした形はハッキリ見え、恐ろしく光輝く銀色の目・・・僕は手元に握り締めていたパパから貰った試作品の飴を必死に口に詰め込んだ・・・パパが言うには、生気、霊気、魔力まで一気に押し込め、視覚だけでなく、あらゆる探知を回避出来る飴らしいのだ。 僕はベットの下に隠れていた、パパとママが部屋に賭け込んで来るなり叫んだ!メルリル飴食べたな!そのまま隠れていろよ!僕は「食べたよ」と大きな声を出したが目の前にいるパパ、ママには届かない・・・次の瞬間、パパが一気に魔族数匹を切り刻み、A型ドラゴン、D型ドラゴンに魔法を叩き込んでいた・・・が、襲ってくる数が違う・・・月夜に・・・薄暗い所すべてが敵に見えた・・・ママは何か言霊を残し・・・呪文を言い終えた瞬間、僕は気を失った。

気が付いた僕は町の魔道協会で寝ていた、起きると、クリばーちゃんがいた。 町には広い空き地が出来ていた・・・僕の家があった場所に・・・あの日、何が起こり、何があったのか、クリばーちゃんが教えてくれた。 それは僕がグリーン・クリテル・メルリルの名前を捨てた日になったのです。