オリンパスのフィルム1眼には、マニュアルフォーカス機には、OM1桁機とOM2桁機とがありました。1桁機は高級機、2桁機は普及版といった感じでしょうか。
1桁機は、質感がよく、またトップカバーや底板の材質がしっかりしています。
シャッター音も、1桁機の方が、2桁機より高級感が感じられます。(ここは個人差があると思いますが。)
で、このOM40ですが、オリンパスのマニュアルフォーカス機としては最後発で、発売された当時他社はすでにオートフォーカスの時代に突入していましたので、世の中の流れに乗り遅れてました。しかも今までのOM機より大柄なボディになり、オリンパスファンからも見放されることに。
発売後30数年経った今、ボディを包むラバーが劣化して、白化やべたつきなどが発生して、そのためあまり人気がありません。
こんな不幸なOM40ですが、カメラとしての性能は、とても使いやすく、フィルム感度はDXコードで自動読み取り、プログラムモード、ESP測光にすると、露出が簡単。販売時のキャッチコピーに「逆光強」とうたっていたことはあります。
ということで、ネットオークションで破格値でも買い手のつかないOM40をみるとついつい手を出してしまい、今3台目に。(本当は4台目ですが、1台は手放しました。)
ラバーは型を取りながら革を両面テープで張り替えてます。(グリップは残しながら)
こうやって財産が増えていく今日この頃です。
黄色OMPCは、OM40の輸出バージョンで、機能に差異はありません。