30歳で、私がオランダへ行くことになった
転機となった当時の出来事を綴っています。
初めての方は、コチラから順番にどうぞ。
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その3 誰も知らない30歳の一大決心
ワーカホリックになりつつあるとは知らずに、
調べ物をするときには、ありとあらゆる媒体から調べたり、
何か作り上げるときは、自分のイメージする完成度の
高いものをと寝食を忘れて集中する、まさにそんな感じで
20代から働き続けてきました。
その夢中になっていた仕事をせずに、休んで横になること
自体がずいぶんと久しぶりで遠い昔のように感じました。
病院の清潔なベッドに横になってじっとしていると、
小さいときに学校を休んだことを思い出します。
私の母親は、元々とても心配性で、小さい私が少しでも
熱を出したり咳をしていると、すぐに大事を取って幼稚園や
学校を休ませたものでした。
私の心の中はいつも、お休みをして横になっていることが
とても嫌な気分でした。「そんなに体はしんどくないのに!」
なんだかずる休みをしているような、そんな感覚です。
今ごろ、音楽の時間かな・・・今頃給食を食べているかな・・・
今日は私の大好物だったのに残念・・・
何だか取り残された気分で悲しい・・・
そんなことばかりをお布団の中で思っていました。
しかし、その小さい時に味わった取り残された気分が、
大人になってからのワーカホリック症状を加速させるとは、
その当時の私は全く思いもしませんでした。
そんなことも知らずに、絶対安静の入院中でも、私の気分は
なかなか落ち着きません。友人が退屈だろうからと、
本をたくさん持ってきてくれたのですが、読んでいても
気持ちがそれて、あまり集中できません。
今頃職場はどうなっているのだろう・・・
そんな気分をもてあましていました。
そんな何もしなくて良い状態に急になった為か、今まで
そんなに意識を向けなかった体に少しずつ自分から意識を
向け始めるようになったのです。
それまでは、体調を思うよりも、まず最優先する仕事に
意識がいっていたのが、強制的に休むことにより、
ついに意識が体だけに集中するしかなくなったのです。
熱もずいぶん下がってきたので、何気なく体に意識を
向けながら、ぼんやりとベッドの上に横になり、
真っ白な病院の天井を眺めていたとき、
いつもと違う感覚を初めて感じました。
とっても小さな微細な違和感です。
その5 誰も知らない30歳の一大決心 ・・・につづきます・・・