今日は、6月以来2度目のアウシュビッツ訪問でした(前回は6月28日に書いてあります)。妹... | 藤井リベカ 心から生きるため描いています

今日は、6月以来2度目のアウシュビッツ訪問でした(前回は6月28日に書いてあります)。妹...

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今日は、6月以来2度目のアウシュビッツ訪問でした(前回は6月28日に書いてあります)。 妹のみーちゃんが一人で辿り着けるか不安と言ってたので、一緒に行きました。 アウシュビッツは第二次世界大戦中、ナチスがヨーロッパ中にいたユダヤ人を強制収容所へ送りこみ撲滅しようとした所です。 6月に行ったときは35度に達する真夏日だったのに対し、今日はマイナスの気温で雪もかなり降っていて、途中からは積もり始めました。 こんななか、ユダヤ人たちが強制労働をさせられていました。 当時はマイナス20度や30度にもなったそうです。 今回も、アジア人唯一のガイドさんである中谷さんに付いて回りました。 いっぱいお話してくださいましたが、私がすごく共感した言葉が「子どもだからとか、障害者だからとか、同性愛者だからとか、信仰している宗教が違うからとか、そういう隔たりを越えていく」というものです。こういう人たちも「選別」されアウシュビッツで虐殺されました。 あと、「傍観者にならず、少数派でも"No"と声をあげること」。 傍観者とは、例えば私たち健常者はなんの不自由にも感じない数段の階段でも、車椅子の方にとっては高いハードルで、でもそれにすら普段私たちは気づくことがないということ。 いろんなことに関心を持って自分の頭で考えないといけない。 アウシュビッツ強制収容所でさえ、法律を変えない限りスロープなどもつけられないのだそうです。 あとは、今、特に日本はまだまだ男性社会なところがあって、でも女性にもすごい能力がある。 なのになのに、枠を作ろうとしてしまう。 私は他の人と比べてもそういう垣根というものがすごく低いのか無いのかよく分からないけれど、「そんな枠なんてとっぱらってしまえ!」ってすごく強く思うの。 小さな頃から私を「女の子だから」とか「まだ子どもでしょ」とか「いい加減大人になりなさい」とか言う言葉にとっても反抗していて、覚えてるのは保育園の年長さんのときに泣きわめきながら反抗したの。昔からたくさん反抗していて、だからか目立った反抗期がなかったのだけれど笑 いろいろと枠にはめ込む社会がとても心地悪くてすごく逃げたくて、でもそこは絵が助けてくれるのだけれど。でも時々日本が窮屈で飛び出してしまいたくなるの。 私たちの周りにもいろんな人がいて、家族ですらいろんな人がいて。 同じ人間なのに枠を作るから、そこから差別の意識が生まれるときがある。 私の思い描く世界は、みんなの心が溶け合っているの。 でも、そんな世界は、すごく遠いのかしら。 そんな理想というか、いつかそうなるって信じているところはあるのだけど。 それだから絵を描いている。 絵を描いてみんなと溶け合いたいのだな。 中谷さんのお話を聞いて、すごく共感しました。 子どもも大人も、男も女も、国も宗教も越えてゆきたいっていつも思ってる。 中谷さんが「近くのコンビニとかで違う国の人が働いてたら、どこの国から来たのかぜひ聞いてみてください。次にその国の言葉で挨拶をしたら、まけてはくれないかもしれないけれど、すごく笑顔になると思う」って、前回も今回もおっしゃっていました。 今日も行きのバスの中でアルゼンチンから来た男の人とお話していて、最後にグラシアスと言ったら、すーごく喜んでいた。 私も日本語で「ありがとう」って言われたら、とてもとっても嬉しい。だから、いつも、その国の言葉でなるべく挨拶したり、分からないときは聞いている。 そんなところから、きっとこの世界は少しずつでも、溶け合っていけるのだと、信じています。 #アウシュビッツ #ビルケナウ #オシフィエンチム #ポーランド

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