さいきん | 藤井リベカ 心から生きるため描いています

さいきん

あれれれ、とてもお久しぶりです!


私は最近、絵を描いてません。
7~8年前にも2ヶ月ほど「描きたい」と思わなくなったときがあって。
そんな感じなのかな、今回も。

9月から2ヶ月ほど、スウェーデンへ行って絵を描いて展示する予定だったのですが、絵とは違う仕事の関係で、行けなくなってしまいました。何度か粘ってはみたのですが。

とってもとってもとっても行きたかったけれど、私はさいご、もういいやと、自分の心を圧し殺した。
そしたら、絵を描きたいという気持ちがどこかへいってしまったのです。


何枚か大きな描きたい絵があったから、日本を離れて描こうと思ってたけど、その気持ちを圧し殺してしまった。


圧し殺すと同時に、私が今までとても深く感じて宇宙まで感じてた内側の、なにかそういう部分にもフタをしてしまったようで、今はそのフタの開け方がわからない。

でもその部分というのはまだ私の中に確かにあるらしく、でも押さえ付けているから、そこがなんだか苦しいというのは感じる。

苦しいからフタをあけたいけれど、どうやったらあけられるのか、わからない。
何かの拍子で突然あくのかもしれないし、少しずつ少しずつ時間と経験を積んであけ方を見つけていくのかもしれないし、私の力では重すぎてもう一生あかないのかもしれないし、誰かが何かがあけてくれるのかもしれない。



最近、宇宙の音が聞こえないし花の香りもしないし、奥の奥にある星も見えやしない。

今までの私は、その存在を感じるだけで安心して、そして生きてるって思えて、ほんとに、ほんとにそれだけで良かった。


でも今は見えない聞こえない。宇宙の音が聞こえない。



私は、何者になったのだろう。
人間てこんなにも変わるのね。

今は生きてても大半が面白くない。



私の中の、一番暗くて深くてこわくて何かの音が響いてるところが、どこかへ行っちゃった。
そういうものを感じると描きたくなってたから、今は描きたいと思わない、感じないから。


心から、心がくすぐったいよって、笑えなくなった。

もう、いいや、とも思う。

なるようになれ、と、思う。


笑わずに生きている自分がいる。冷静に今を見つめて生きている自分がいる。
ただ、今を、正直に、生きるだけ。
私にとって今って、今は、からっぽっていうだけ。からっぽを、生きている。


宇宙を最近感じないのに、こうなったのも宇宙の流れなのだと頭かどこかで思っている自分がいる。
ただ流れるように、生きていく?
それとももっと頑張って突破口を見つけようと努力する?



いつか、また、宇宙に響いてるあの音を聞くときが来るかな。


私の願いでは、またやって来てほしい。
でも宇宙の流れでは、そうなるのかならないのか。

流れにのるしかない。


これは、描かなくなってからも唯一、「あ、描きたい」と思った。
「アデル、ブルーは熱い色」の映画に出てくる青い髪のエマ。