こんばんは、浅草のステッキ屋Ribalonです。

名盤レビュー。本日はフーファイターズの「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ」です。

このアルバムは、フーファイターズのフロントマン:デイブ・グロールの人生が集約されたかのようなアルバムです。

 

デイブ・グロールは、1990年代初頭にムーブメントとなったグランジというジャンルをメジャーに引率することとなった

バンド:Nirvanaのドラマーで、ニルヴァーナはフロントマン:カート・コバーンの自殺により解散しました。

Nirvana解散後、デイブ・グロールのソロプロジェクトとしてスタートしたのがフーファイターズです。

Nirvanaではドラマーだったデイブが、ギター&ヴォーカル:フロントマンになり、活動を開始しました。

 

この「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ」は2枚目のアルバムで、全編自身の演奏で録音した

1stアルバム発表後ライブツアーを回り、そのツアーメンバーと共に録音したアルバムです。

(ドラム演奏は、ほぼデイブですが・・・。)

穏やかな「ドール」から始まり、2曲目のPOPでパンキッシュな代表曲「モンキーレンチ」で既にアルバムのピーク

を迎えるようなテンションになります。

その後も、激しい曲やレトロクラッシックぽい曲など幅広い曲がバランスよくちりばめられ、

ラストまでドラマチックに展開していきます。

 

なぜこのアルバムがデイブの人生が集約されたようなアルバムなのか!?

それは収録曲の「My hero」と「Everlong」にデイブのバンド人生が現れているかのように感じるからです。

デイブはバンドを続ける中で、二人のバンドメイトを亡くしています。

一人はNirvanaでのカート。そしてもう一人がFoo fightersのドラマー:テイラー・ホーキンスです。

「My hero」はNirvanaでの活動を共にしたカートに向けて作られた曲とも言われています。

また、テイラーが亡くなった悲しみから立ち直り復帰したライブでテイラーの息子:シェーンと共に

演奏した曲も「My hero」でした。

また、多くのライブでラストに演奏される「Everlong」は、強さと弱さを併せ持ちながらも進んでいく

まるでデイブ・グロールのような名曲です。

そんなデイブの運命をこの2曲が表しているように私は感じます。

 

Ribalonも今行っていることを噛みしめながら、後悔のないよう進んでいきます。

デイブと、テイラーの息子:シェーンの共演「My hero」