リーガエスパニョーラ第二節、レアル・マドリーvsオサスナの雑感。マドリー中心になってしまいますが悪しからず。
レアル・マドリーのスタメンはGKカシージャス、DFは右からセルヒオ・ラモス、ぺぺ、カルバーリョ、マルセロ。ボランチがケディラとシャビ・アロンソ。エジルがトップ下に入り、クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマ、イグアインの3トップ。前線の3人は流動的にポジションを変える。
●2人のドイツ人
前節ベンチスタートだった2人のドイツ人、ケディラとエジル。共に途中出場からいいプレーを見せていただけに、今後の使い方が気になっていたところ。この第2節では共にスタメンで起用された訳ですが、この起用による戦い方の変化には注目。
●モウリーニョってスゴい
オサスナを、ホームのサンチャゴ・ベルナベウに迎えた一戦。なななんと、モウリーニョはこの8年間(!)監督したチームではホーム戦で負けが無いらしい。戦績は136試合、121勝15分。スゴすぎるよ、あんた。
●ベンゼマのリベンジ
前節は気合いが空回りだったベンゼマ君。が、この試合はひと味違う。中央に張るよりも、サイドに開いてボールを受けて、左右から再三にわたって好クロスを配給。ストライカーとしてというよりも、チャンスメイカーとして機能していた様に見えた。きっちりディフェンスもしていたしね。タイプは違うけど、使われ方としてはチェルシーでのアネルカと近いイメージ。
ただ、時間の経過と共にどんどん精彩を欠いていくベンゼマ君。あぁ、今日もダメなのかい、ベンゼマ君。
●エジル
エジルは2列目の位置で、自由に動き回りながらオサスナディフェンスの穴を狙う。この選手は本当に、ボールをもらう動きが巧い。ボールを受ける、運ぶの動きの中に無駄がなくて、プレースピードが落ちない。キープ力も高いので、レアルの攻撃はエジルが鍵を握っている感じ。
●どう崩す?
オサスナは高い集中力で、慌てずしっかりとレアルの攻撃を抑えにかかる。しっかりとブロックができているので、レアルとしてはプレースピードを上げて、オサスナディフェンスの穴を作り出したいところ。
開幕戦と比較すれば、レアルのパス回しのスピードは上がっている様に感じられる。スピードが上がった分、タイミングのズレからボールを失う場面が何度か見られるが、まだ連携面で不足感があるのは致し方ないか。
結局、前半はオサスナのミスから何度かシュートを放つも、得点にはならず。効果的な崩しがほとんど見られなかった事に、スタンドからブーイングも出る始末。
●どうしたイグアイン
気になったのはイグアイン。開幕戦でもそうだったけど、シュート精度を欠いていたのが目に付いた。去年は決めていたチャンスを、今シーズンはことごとく外してしまっている。
イグアインはこの後も2度、ビッグチャンスを外してしまう。どうしたイグアイン。スランプですか?
●まさかのまさか
後半開始。早々にレアルが、意外な形で先制。オサスナのコーナーキックからのカウンター。ボールを拾ったケディラが、左サイドにいち早くフリーになって飛び出したエジルにロングパス。エジルはスピードを落とす事なくエリア付近まで侵攻すると、冷静にフリーのロナウドへ。ロナウドのシュートをキーパーが一度はセーブするも、再び拾ったロナウドが今度は右にずらす様なパス。そこには、いつの間にかオーバーラップしていたカルバーリョが。ほぼ無人のゴールにカルバーリョがシュートを決めて、レアルが先制。まさかのカルバーリョ。恩師モウリーニョへの恩返しとも言える、チーム唯一のベテラン選手としての意地みたいなものが感じられる一発でした。
このシーンもそうだけど、やはりエジルが攻撃に絡む事で、厚みが確実に増す印象。エジルが作る「間」や「スペース」を、前線の3人が活かせるようになる。ただ、時間の経過と共にどんどん精彩を欠いていくベンゼマ、チャンスをものにできないイグアインと、イマイチ光が見えないレアル。
●やっぱりダメか
ベンゼマは後半、25分頃に交代。代わりに入ったペドロ・レオンが、キレのあるプレーを見せる。ベンゼマはやっぱりダメかぁ…
で、このシーンで初めてレアルのベンチを見たんだけど、まず多いなと思ったのがサイドの選手の数。交代で出てきたディマリア、カナレス、グラネロと、選択肢の多さにびっくり。こりゃあ、ファンデルファールトは出番ないわなぁ。そういえば、彼はスパーズに行ったんだっけ。スパーズでは試合出てるのかな?気になる。
●総括
試合はこのまま、1-0で終了。マンオブザマッチを選ぶとすれば、やっぱりエジルかなぁ。エジルが絡んだ時の攻撃が、レアルにとってのスタンダードな攻撃パターンになっていきそう。ペナルティーエリア付近を左右に広く使って、緩急をつけながらの波状攻撃が増えていけば、レアルとしては武器になりそう。あとはイグアイン、ベンゼマがきっちり点に結びつける事。
とは言え、まぁ結局きっちり勝ち点3を手にした、ある意味モウリーニョの貫禄というか。悪いながらも、「らしい」ゲームになったかなと。
同じ日にバルセロナが昇格組のエルクレスに完封負けしてたけど(この試合はクソ面白かった)、戦力の上積みがほとんどない、マンネリ化したバルセロナと、再建中ながらもしぶとく勝ち点を拾えるマドリー。この結果は非常に、対照的で興味深いですね。
以上、雑感でした。
