2010-11シーズン、リーガエスパニョーラ開幕戦。マジョルカ対レアル・マドリー、雑感。まとめるのが面倒だったので箇条書き。
●新生マドリー
随分と若返ったなぁ。
スタメンだとカナレス、ディマリア。ベンチにはエジル、ペドロ・レオン、ケディラ。すっかり忘れてたけど、イグアインやベンゼマでさえ22歳。これからの数シーズンに期待がもてそうな顔ぶれ。これだけでも、モウリーニョの野心が感じられるなぁ。一つの時代を築いてやろうっていう。
●カナレスが面白い
ラシンから加入したセルヒオ・カナレス。独特のリズム感があって、ボールを離す時のタイミングが巧いし、若いのに物怖じしていない。
カカー、エジルとも違うタイプだけに、重宝しそう。
もっとドリブルで仕掛けても面白いかなぁと思ったけど、ロナウドさんからいるから無理か。
●愛しのリッキー
こちらも新加入。我が愛しのリカルド・カルバーリョは、相変わらずいいカバーリングを見せる。チェルシーにいて、ベンチを温めるよりはいいかもしれない。
しかし、随分ハゲたなぁ。
●開始20分くらいまでの雑感
全体的には玉離れが去年までよりよくなった一方、ロナウドだけは比較的、キープ時間が長め。シュートも多い。
逆に言えば、まだロナウド「頼み」感もある。攻めのコンビネーション不足。まぁまだ開幕戦だし。
●ホームで強いマジョルカ
元マドリーのCBルベンに、イグアインが徹底マークを受け、ほとんど仕事をさせてもらえず。相当、苛立ってるなぁ。ルベン、ヌニェスを中心に、マジョルカはよく守れてる。
マジョルカの方が、まとまりのあるいいサッカーをしてるなぁという印象。前半40分のハーフカウンターはフィニッシュまで行ったけど、素晴らしい崩しだった。あとは迫力のあるFWが欲しいところ。
前半は得点が動かないまま、終了。ロナウドの個人突破以外に攻め手を見いだせないマドリー。逆に、そこから奪い返したボールを早めにカウンターでマドリー陣内へと運ぶマジョルカ。よりらしさが出ていたのは、マジョルカの方という前半。後半、どちらのスコアが先に動くか。
●いわゆる、一生「未完の大器」
って、マジョルカはボルドーからカベナギを獲得してるんだ。カベナギ。何かずっと期待されてるけど、結局中小クラブを行ったり来たりしてる間に最早若手選手ではなくなってしまったカベナギ。そのカベナギは後半開始と同時に出場。ポスト役としてはいい働きをしてたけど、結局得点という結果は出せず。うーん、頑張れ。もうあと何年か頑張れば、ディエゴ・ミリートみたいに日の目を浴びるかもしれない。浴びないかもしれない。
●攻め倦ねたので、選手交代
一方のマドリード。後半15分に、バテ始めたカナレスと調子の悪かったディマリアに代えて、エジルとベンゼマを投入。直前のW杯での活躍で期待値の高いエジルはともかく、昨年はボロクソに言われていたベンゼマは、今シーズン楽しみな存在。顔つきも、心なしかキリっとして見える。
後半25分にはケディラも投入。注目の新戦力を次々に。
●やっぱりダメか
ベンゼマは楽しみだったけど、この試合はヒドかったなぁ。気合いが空回り的な。最後のチャンスも外しちゃうし。解説の奥寺さんも、「ボールのもらい方が下手すぎる」とバッサリ。
その一方で、エジルとケディラがそれぞれ、特長を出したプレーを見せる。シンプルだけど効果的なプレーを見せる2人。要所要所で、持ち味は出せてた様に見えた。
試合は結局、スコアレスドロー。マドリードはマジョルカを崩しきれず、マジョルカは幾つかのチャンスを決定力不足からモノにできず。
●ビジョンが見えない?
結局マドリードは、どんなサッカーを目指したいのか?
ロナウドやカカーの「個人の力」?それともエジルやケディラを中心にした、「シンプルで効果的なプレー」?
結論から言ってしまえば、その「両方」を併せ持ったチームを、モウリーニョは作りたいんでしょう。それがとてつもなく高いハードルである事を承知の上で。なにも、一年で一番になる気はない訳で。自分で、「このチーム(マドリー)のピークは二年目以降」って言ってたくらいだから。チェルシーでも、インテルでも、「一年目から必ず優勝する」と宣言してたあの彼が。
だからこそ尚更、じっくり腰を据えて、こちら側も見てみたい訳ですよ。「個」と「組織」のハイレベルの融合を、この目で見られるかもしれない。モウリーニョなら、やってくれそうな気がするから不思議。
まぁしばらくは「ベース作り」をしつつも、「負けない」「個でねじ伏せる」サッカーを続ける事になると思うので…退屈だと言う方は、バルセロナの試合でも観たらいいと思います。イブラもアンリも居なくなって、もはや完全にスペイン代表+メッシなバルセロナが繰り広げる、華麗なる「ぱすさっかー」が、あなたを魅力してくれちゃうハズ。
なんてね。
あぁ、これから毎週、モウリーニョが見られる。WOWOWさん、ありがとう!では。
