未履修のあおりとアイスオーレ-is.jpg



気まぐれシリーズ、欧州蹴球雑感のお時間がやって参りました。

先週末にやってたマドリード・ダービーを録画で観戦。以下雑感です。


入り方がよかったアトレティコ。特に、この試合右サイドでスタメン出場したレジェスには全盛期ばりのキレを感じました。ここ数シーズンは色んなチームを転々としていたせいか、個人的にはかなり忘れられた存在と化していたのですが、久しぶりに観たプレーがとても生き生きして見えたので何より。そのレジェスの素晴らしいシュートからアトレティコは前半早々に先制。レジェスが溌剌としたプレーで流れを作っていただけに、後半開始と共に負傷交代したのは痛い。

アスンソンとチアゴのピボーテはよかった。組み立て、飛び出しとバランスよく絡めるチアゴと、インターセプトと粘り強い守備に定評のあるアスンソン。この組み合わせを彼等以外にも用意できると、アトレティコのチーム力は一段階あがる気がします。今は負傷離脱中(?)のラウール・ガルシアやカマーチョはまた違うタイプだけに、巧く使い回せれば面白そう。ただアスンソンに関しては、試合が劣勢になるにつれてミスが目立っていきました。うーん、技術的にはちょっと…リーガの選手はみんな巧いからなぁ。

フローレス監督になってからは、いい意味でアトレティコらしくないという感じ。冷静さが備わったというか。この順位という事は試合によってはまだムラがあるようなので、フローレスはまだまだ苦労しそうだけども。前半は集中力高くやれていただけに、後半開始早々のセットプレーからの失点が痛い。あれがなきゃ、ひょっとしたらひょっとするんじゃないかって期待させる程の集中力が、アトレティコにはありましたが。


さて、レアルの1点目を決めたシャビアロンソ。ファーポストにしっかり詰める、というセットプレーの基本通りのゴールでしたが、こういうゴールが実は多い気がするのは、まぐれじゃないって事でしょう。2点目のアルベロアのゴールを導いたロングボールは素晴らしいの一言。ピッチを斜めに使える能力はどんなサッカーでも有効ですが、こういうプレー見ちゃうと、やっぱりシャビアロンソのこの能力は他の選手のそれを一回りも二回りも上回ってるなぁと実感。タックルはどちらかというと下手で、ボランチとしては相方を選びそうなタイプですが、この視野の広さは本当に素晴らしい。


試合はこの後、集中力を切らして最終ラインのパス交換ミスからイグアインに3点目を喫し、一応フォルランがPKで1点を返すも、アトレティコはその後も守備陣が足を引っ張り追い上げきれず。こうなってくると、アトレティコの「らしさ」が浮き彫りに。何というか、覇気がない。チーム内に、モチベーションのばらつきがあるというか…南米、ラテン系の選手ばっかり、気まぐれというか、気分屋が多いせいですかね。もちろんそれだけのハズはないですが、これが良くも悪くも「アトレティコらしさ」なのかなと。この辺がスパーズにも似てるなぁとか思うんですが、この「集中力の切れっぷり」は素敵です。まぁ、無理だよね。ウィファルシとか、「プッツン系」の代名詞みたいなDFですからね。


終わってみれば、3-2でレアルがダービーを制しました。アトレティコはいいところもあったけど、如何せんまだムラがありすぎるというか、自滅感に溢れてました。レアルにとってみれば多少ラッキーな勝利でしたが、この勝利が次々節のクラシコをさらに盛り上げる結果となった事はいち観戦者としては嬉しいところ。来週末が楽しみです。



最後に、終了後にやっていた他試合の結果をみていたら、サラゴサに元チェルシーのロシア人選手、ヤロシクが所属している事が分かってびっくり。さらに得点までしてました。懐かしい…というか、点取ってるとこ初めて見た。順位的には結構厳しいですが、頑張って残留してください。では、今回はこの辺で。