大学生活なんてあっという間だよ、と言われてはいたけど、いざその時が来てみると、本当にその通りだなぁ、と思う。
目新しい世界に沢山触れて、自分の新たな一面に気付いたり、嫌な部分を再確認したり。成長を実感できる部分もあれば、自分でも呆れかえる程意固地で変わらない部分もある。誰かの存在に救ってもらった事なんて数えたらキリがないくらいあるし、たまには誰かを疎ましく感じた事だってそりゃ勿論あるけれど。
とにかく総じて言える事は、積み重なったものや思い出や感情の全てが、大事なものばかりになって良かったという事だ。本当に、一つとして無駄なものはなかったし、やり切って息切れして今は咽せ返りそうな程、よく走ったと思う。でも不思議と息苦しくはなくて、今は何だかすっきりした気分だ。
世の中からすれば、ここはほんの通過点で、モラトリアムな人達の、ちっぽけな休息地点みたいなものだったのかもしれないけれど、それはそれでいい。休息という名の自由にはいつか終わりが来るし、その事に誰もが何処かで気付いている。誰もが足掻いて、全力で逃げ回る様に、がむしゃらに走ってきたけれど、少しずつ、ペースを落とす時がくる。終着点に向けて、スピードを弛め、世界と歩幅を合わせていく。
さぁ、休息はそろそろ、おしまい。
これからまたきっと長い道が続くけど、息が切れるくらい走り切れたら、その時は今と同じ気持ちになれるかもしれない。そんな気がする。
