未履修のあおりとアイスオーレ-i.jpg



終電間際の乗り換えは、精神的な焦りを伴う事もあって、非常に疲れる。今日の様な、宴のあとの適度に酔ってふやけた脳味噌ならば、意識もぼんやりしてくるものだ。


だから多分、先刻この酩酊疲労状態の僕が見たモノは幻覚か、きっと何かの間違いであると考えるのが筋なのだろう。乗り換え駅のホームで列車を待つ間、反対側のホームの端っこに、白いコートを着た小さな子供が1人で佇んでいるのが見えたなんてのは、多分僕の気のせいだ。こんな終電の時間に子供が1人ホームにいるなんて、何かの間違いに決まっている。無理もない、だって僕はアルコールのせいで幾らか酔っ払っているし、睡眠不足も祟って少しばかり疲れているのだ。


疲れたり、酔っ払ったりしているのは、僕だけではない。電車の中で、僕の向かいの窓際で僕に背を向ける形で立っていた女性は、そのスカートの裾と太腿の裏側に、明らかにそれと解る茶色の汚れを引っ付けたままで、僕の最寄り駅までの約25分間、携帯を操作しながら何食わぬ顔で過ごしていた。あれは、間違いなくう○こであった。彼女もきっと疲れていたのだろう。そう思いたい。だって、あれは拭き忘れとか、引っ付けられたとか、そういうレベルじゃない。完全に、漏れてたというか、垂れ流れてるレベルだった。ちょっと飲み過ぎたんだろうか。とにかく、強烈なニオイだった。

もしかしたら、それも疲れに起因する僕の気のせいか、あるいはあの汚れは排泄物に似た別の何かだったのかもしれないが、隣に座っていたおぢさんもさすがに目を見開いていたので、僕の気のせいではないみたいだ。良かったのか、悪かったのかはもうよく解らないが、とにかく僕はとても疲れている。今日はとても素晴らしい一日だったが、最後にどっと疲れが出て、見てはいけないモノを見てしまった。


明日は月曜日か。切り替えて、頑張ってみよう。とにかく、今日はもう寝ることにしよう、それがいい。