未履修のあおりとアイスオーレ-20100222150058.jpg






並木道を抜ける風が
長いマフラーに絡む

振り返る場所はいつも
僕の少し 斜め前


いつしか 終わりが来るんだと
訳知り顔の木々が云う

特別じゃない毎日も
君無しでは笑えないな

手を離す時が いつか
穏やかな日じゃなくても
さよならが 言えなくても




繰り返し 秒針は
変わらずに時をただ刻んでいく

当たり前に 今が在る様に
息を止める時が来る


悲しくも 美しくもないんだと
一人に慣れた 木々が云う

辿り着いた朝も もう
手放しでは喜べないな

星になり 土に還る日が
よく晴れた朝じゃなくても
終わりさえ 約束されなくても



星になれなくても
何処にも還る場所は 無いとしても

終わりから 始めよう
繋がっていなくても

何もかもを 忘れてしまっても




振り返る時はいつも
あの日の風の匂い