さて、グアルディオラについて。

現役時代は言わずと知れた名プレーヤーだった訳だけど、名選手が名監督になれるケースは意外と(?)少ないですよね。長い目でみれば『成功者』になる人もいるけど、初めての仕事でこれ程まで目覚ましい活躍をみせた監督は珍しいんじゃないかな。まぁBチームの監督を務めた経験がある訳だから、正確には『初めて』ではないんだけど。

では、ベップは監督として何が『優れて』いるのか?


ベップに限った事ではなく、他の優秀な監督にも言える事ですが、モチベーターとしての能力に秀でている事は、優秀な監督の一つの条件である様に思います。中でも巧いなと思うのは、ベテラン選手の扱い方。バルサで言えば、今期のアンリやエトーなんかがそれに当たるんじゃないでしょうか。エトーなんか、開幕前は戦力外だもんなぁ。アンリも昨期はボロクソに言われてたけど、今シーズンの働きぶりは素晴らしかった。
エトーもアンリもその快足ぶりは誰もが知るところだった訳だけど、あのスピードで守備を全力でやられたら、相手には脅威ですよね。それを、エトーやアンリ程実績のある選手にやらせるのは、なかなか至難の業です。
決勝戦では左バックにベテランのシウビーニョを起用したけど、これもよかった。ホント、今シーズンほとんど出場機会がなかったとは思えない位、溌剌とプレーしてました。ベテランのそれというより、トップチームに上げてもらったばかりの若手が出場機会を得た様な、そんなフレッシュさというのかな。優勝した後、めっちゃいい顔してたもんなぁ。

ベップは恐らく、選手との距離を取るのが抜群に巧い監督なんでしょう。ただ選手にプレーを強要するだけでなく、選手に明確な『役割』を与えられる。実績ある選手の能力を100%、あるいはそれ以上に引き出し、それを維持させる事ができる。

この『引き出し方』の巧さが、ベップがバルサで成功した要因の一つじゃないでしょうか。



そーいえばチェルシーの新監督にはアンチェロッティが就任したけど、彼はどーなんだろう?監督として『優秀』?ぶっちゃけミランの時しか知らないし、ミランの試合も大して観ていないので、どんな監督かはわかりません(俗にいうピルロシステムを生み出した?くらい)が、今のチェルシーの監督に求められるタスクはかなり多いはず。特にCL。いい加減、CLで結果を出したい。頼むよアンチェロッティ!

という訳で、アンチェロッティがそのポテンシャルを十二分に発揮してくれる事を祈りつつ、今回はこの辺で。