UEFAチャンピオンズリーグ準決勝、チェルシーvsバルセロナの1stレグを地上波で観戦。以下雑感。
アシュリー・コールが累積警告により欠場。注目されていた左サイドバックの位置には、右利きのボジングワが入りました。対峙するバルサの右ウイングにはメッシがいるため、ヒディンクがここをどうケアしてくるかが気になってましたが、リーグ戦でも試した通りのボジングワ起用。右にはイバノビッチが入り、センターはテリーとアレックス。
中盤はやや変則的でしたが、左サイドにマルダ、トップ下の位置にランパードが入り、右はエッシェン。中央やや低い位置にバラックとミケルを並べる布陣。
さすがヒディンクと感じたのは、メッシの位置だけでなく、その他バルサの攻撃の要の位置もしっかりケアする布陣をとってきた事。イニエスタ・シャビの所をそれぞれエッシェンとバラックで潰し、ミケルをある程度浮かせた状態で、最終ラインとの間を空けず、バイタルエリアを使わせない様にしてきた訳です。
バルサの凄さはその得点力もさることながら、そこに至るまでの選択肢を数多く用意できる点にあるんだと思います。ハーフラインくらいまで最終ラインを押し上げ、ピッチの横を目一杯使って、オフェンスに関わる選手全員が『仕掛け』に加われる点がバルサの凄い所。足元の技術、ポストワーク、ドリブル、トラップ、シュートの全てが優秀な選手を揃えた布陣は、欧州ベストチームの名に相応しいのかもしれません。ってなんか知らない内にめっちゃバルサ褒めてるよ。違う違う、次だ次っ。
さて、内容に関して。
この試合でチェルシーは、超が付くくらいの守備的な試合運びをとってきました。それはポゼッションやシュートの数字を見ても明らか。バルサが攻めてる時、チェルシーのゴール前は真っ黄っ黄でしたからね。
グアルディオラさんは試合後の会見でチェルシーの守備的スタイルを批判してたけど、果たしてどうなんでしょう。
何度も言うのは癪なんであんまり言いたくないですが、バルサは今、世界で最も美しく、攻撃的なサッカーができるチームです。これ程のクオリティで結果を残しているのは世界広しといえどもバルサくらいでしょうし、相手にとっては嫌なチームでしょう。
では果たして、バルサを倒す事は不可能なのか?
もちろん、答えはNO。バルサだって、神様じゃないんだ、最強かもしれないけど 、不死身じゃない。
方法としては、2種類あります。
1つは、試合を壊す事。例えば、ピッチの状態を劣悪にするとか、審判にプレッシャーかけちゃうとか、キープレイヤーを潰しにかかるとか。昔、そんな事をやったチームがあったなぁ。ひどく顰蹙を買ったけど、あれは何てチームだっけ。まぁ、それはいいとして。
もう1つは、バルサの自信の裏をかく事。バルサ程の破壊力があれば、この大一番でもいつも通りのサッカーを仕掛けてくるでしょう。ならばそれに対し、できる限りの対策をとり、それを忠実に実行する事。研究と分析、それと実行力。相当レベルの高いミッションですから、それができるチームは世界でもほんの一握りでしょう。
チェルシーは『いつものバルサを徹底的に研究』し、『バルサがいつも通り挑んでくる事を期待』した上で、『対策を忠実に90分継続』した訳です。いやぁ、文字にするだけでもハードだ。なんせ相手はあのバルサですよ、バルサ。ってもういいか。
チェルシーのプランとしては、バルサに90分、いつも通り攻め続けてもらいながら、効果的にカウンターを仕掛けるのが狙いだったんでしょう。0に抑えられるとは恐らく、思ってなかったんじゃないでしょうか。むしろ、1点とられたとしても、カウンターで1点とる自信の方があったんじゃないかな。
事実、何度か惜しいシーンもあったし、逆に危ないシーンもあった。この試合のツェフとバルデスはどっちもいいプレーをしたと思います。
特にこの試合、ツェフはチェルシーの『戦略』そのものだったと言えるかもしれません。
効果的なカウンターの起点であるロングボールの配給役を務めると同時に、バルサのハーフカウンター対策であるバックパスの処理役としても、この試合では大きな仕事をしていた様に思います。バルサの選手は小柄で早く、足元の技術がしっかりしてる。中途半端な位置でインターセプトされるくらいなら、縦に長くボールを動かす方がいい。この『縦に長い』ボールの配給役がツェフであり、この選択こそがヒディンクが採用した『バルサ対策』だと思ったりしたんですが、それはちょっと考え過ぎ?いずれにせよ、ツェフはよかった。いいセーブもあったしね。
結果的にはスコアレスドロー。チェルシー的には1-1か2-2を狙ってたんでしょうが、スコアレスに抑えられてしまった事で、逆に少しだけ2ndレグが難しくなったのかもしれません。ホームで、あれだけ攻め抜いたバルサを止められた事は自信になりますが、ホームでも同じ割合で守備に力を入れる事はできない訳で。チェルシーが有利になるには、次のホームで早い内に1点目をとる事が重要ですから、守備から入る形はとりづらい。この辺が難しいところ。恐らく、若干の布陣変更があるでしょう。
チェルシーにとって追い風になるかはわからないですが、バルサのディフェンスラインがピンチなのは朗報です。マルケスがケガで離脱、途中交代で出てきたプジョルが累積で出場停止です。誰が代わりに入るんだ?カセレスとか?プレーまともに見たことないなぁ…アビダルはバルサでセンターバックやるのかな?まぁいずれにせよ、バルサが次戦、ディフェンスラインに不安を抱えて臨む事は間違いないでしょう。しかも週末にはクラシコじゃん!これは追い風間違いなしか…?!
しっかし、この試合で僕はダニエル・アウベスが嫌いになりました。いや、プレイヤーとしてはいいのかもしれないけど、なんかガキっぽい。バルサ一年目の割に、ちょっと生意気だよね。プジョルが出てきてから少し大人しくなったのには、ちょっと笑った。
あと、マルケス可哀想。ケガ多いなぁマルケスは。いくらシーズン絶望でやる事なくても、まだ国に帰っちゃだめだよ。なんてったって、今あなたの母国は豚さんのインフルエンザで大変な事になってるからね。ホント、どんまいマルケス。
アシュリー・コールが累積警告により欠場。注目されていた左サイドバックの位置には、右利きのボジングワが入りました。対峙するバルサの右ウイングにはメッシがいるため、ヒディンクがここをどうケアしてくるかが気になってましたが、リーグ戦でも試した通りのボジングワ起用。右にはイバノビッチが入り、センターはテリーとアレックス。
中盤はやや変則的でしたが、左サイドにマルダ、トップ下の位置にランパードが入り、右はエッシェン。中央やや低い位置にバラックとミケルを並べる布陣。
さすがヒディンクと感じたのは、メッシの位置だけでなく、その他バルサの攻撃の要の位置もしっかりケアする布陣をとってきた事。イニエスタ・シャビの所をそれぞれエッシェンとバラックで潰し、ミケルをある程度浮かせた状態で、最終ラインとの間を空けず、バイタルエリアを使わせない様にしてきた訳です。
バルサの凄さはその得点力もさることながら、そこに至るまでの選択肢を数多く用意できる点にあるんだと思います。ハーフラインくらいまで最終ラインを押し上げ、ピッチの横を目一杯使って、オフェンスに関わる選手全員が『仕掛け』に加われる点がバルサの凄い所。足元の技術、ポストワーク、ドリブル、トラップ、シュートの全てが優秀な選手を揃えた布陣は、欧州ベストチームの名に相応しいのかもしれません。ってなんか知らない内にめっちゃバルサ褒めてるよ。違う違う、次だ次っ。
さて、内容に関して。
この試合でチェルシーは、超が付くくらいの守備的な試合運びをとってきました。それはポゼッションやシュートの数字を見ても明らか。バルサが攻めてる時、チェルシーのゴール前は真っ黄っ黄でしたからね。
グアルディオラさんは試合後の会見でチェルシーの守備的スタイルを批判してたけど、果たしてどうなんでしょう。
何度も言うのは癪なんであんまり言いたくないですが、バルサは今、世界で最も美しく、攻撃的なサッカーができるチームです。これ程のクオリティで結果を残しているのは世界広しといえどもバルサくらいでしょうし、相手にとっては嫌なチームでしょう。
では果たして、バルサを倒す事は不可能なのか?
もちろん、答えはNO。バルサだって、神様じゃないんだ、最強かもしれないけど 、不死身じゃない。
方法としては、2種類あります。
1つは、試合を壊す事。例えば、ピッチの状態を劣悪にするとか、審判にプレッシャーかけちゃうとか、キープレイヤーを潰しにかかるとか。昔、そんな事をやったチームがあったなぁ。ひどく顰蹙を買ったけど、あれは何てチームだっけ。まぁ、それはいいとして。
もう1つは、バルサの自信の裏をかく事。バルサ程の破壊力があれば、この大一番でもいつも通りのサッカーを仕掛けてくるでしょう。ならばそれに対し、できる限りの対策をとり、それを忠実に実行する事。研究と分析、それと実行力。相当レベルの高いミッションですから、それができるチームは世界でもほんの一握りでしょう。
チェルシーは『いつものバルサを徹底的に研究』し、『バルサがいつも通り挑んでくる事を期待』した上で、『対策を忠実に90分継続』した訳です。いやぁ、文字にするだけでもハードだ。なんせ相手はあのバルサですよ、バルサ。ってもういいか。
チェルシーのプランとしては、バルサに90分、いつも通り攻め続けてもらいながら、効果的にカウンターを仕掛けるのが狙いだったんでしょう。0に抑えられるとは恐らく、思ってなかったんじゃないでしょうか。むしろ、1点とられたとしても、カウンターで1点とる自信の方があったんじゃないかな。
事実、何度か惜しいシーンもあったし、逆に危ないシーンもあった。この試合のツェフとバルデスはどっちもいいプレーをしたと思います。
特にこの試合、ツェフはチェルシーの『戦略』そのものだったと言えるかもしれません。
効果的なカウンターの起点であるロングボールの配給役を務めると同時に、バルサのハーフカウンター対策であるバックパスの処理役としても、この試合では大きな仕事をしていた様に思います。バルサの選手は小柄で早く、足元の技術がしっかりしてる。中途半端な位置でインターセプトされるくらいなら、縦に長くボールを動かす方がいい。この『縦に長い』ボールの配給役がツェフであり、この選択こそがヒディンクが採用した『バルサ対策』だと思ったりしたんですが、それはちょっと考え過ぎ?いずれにせよ、ツェフはよかった。いいセーブもあったしね。
結果的にはスコアレスドロー。チェルシー的には1-1か2-2を狙ってたんでしょうが、スコアレスに抑えられてしまった事で、逆に少しだけ2ndレグが難しくなったのかもしれません。ホームで、あれだけ攻め抜いたバルサを止められた事は自信になりますが、ホームでも同じ割合で守備に力を入れる事はできない訳で。チェルシーが有利になるには、次のホームで早い内に1点目をとる事が重要ですから、守備から入る形はとりづらい。この辺が難しいところ。恐らく、若干の布陣変更があるでしょう。
チェルシーにとって追い風になるかはわからないですが、バルサのディフェンスラインがピンチなのは朗報です。マルケスがケガで離脱、途中交代で出てきたプジョルが累積で出場停止です。誰が代わりに入るんだ?カセレスとか?プレーまともに見たことないなぁ…アビダルはバルサでセンターバックやるのかな?まぁいずれにせよ、バルサが次戦、ディフェンスラインに不安を抱えて臨む事は間違いないでしょう。しかも週末にはクラシコじゃん!これは追い風間違いなしか…?!
しっかし、この試合で僕はダニエル・アウベスが嫌いになりました。いや、プレイヤーとしてはいいのかもしれないけど、なんかガキっぽい。バルサ一年目の割に、ちょっと生意気だよね。プジョルが出てきてから少し大人しくなったのには、ちょっと笑った。
あと、マルケス可哀想。ケガ多いなぁマルケスは。いくらシーズン絶望でやる事なくても、まだ国に帰っちゃだめだよ。なんてったって、今あなたの母国は豚さんのインフルエンザで大変な事になってるからね。ホント、どんまいマルケス。