口開けば皆誰もが
そんなに甘くないと謂う
繰り返す前倣えと
前時代のフィロソフィー
後ろ見がちな僕等は
旅立ちの汽笛を待つ
解け掛けた靴紐にも
気付きさえもしないのに
毎度の事さ
平凡じゃないのは
君も僕も
そりゃそうだけど
駆け出した その頃には
もう
投げ出したつもりでいた
昨日の僕等は
今何処に
口にすれば 何もかもが
嘘臭く聞こえてくる
絡まり合う雑音は
耳を塞ぐ事にした
いつからだった
遠くばかりを見た
そしていつも
目が眩んでた
古惚けた額縁では
もう はみ出してしまいそうな
明日の僕等は
今何処に
本当は知っていた
平凡じゃない事
痺れた腕も
見慣れた顔も
もう精一杯
駆け出した その頃には
もっと
巧く笑える気がしていた
遠くで汽笛の音がした
今 何処かで