俄雨が上がって
空が泣き止めば
目の前を交錯する群
痛みは麻痺して
それを抱き込む様に
街に哀しみが舞う
嗚々 追い縋る物の
確からしさならもう
唯 未来へと泳ぎ続ける魚
光は射したか?
揺れる波光の散乱
君が泣き出すから
曇り空は嘆き憂う
瞳閉ざして 光を探る様に
街を哀しみが這う
昨夜 投げた夢の後先を
悔やんで泣く
まだ 未来へと泳ぎ続ける 魚
光が射すなら
溶け出す様に拡がる
君を蝕む怠惰の色
硝子の向こうで誰かが
指を差して笑う光景
はかなく朽ちる欠片も
雪の様に舞う花弁も
硝子の向こうで誰かが
涙流し憂う光景
剥き出しの心のまま
泳ぐその姿は滑稽
硝子の向こうで誰かが
光を目指し泳ぐ光景
いつの日にか見える風景