それさえ そこに在ればとか
誰かさえ そこに居ればとか

それだけの事で満たされて
流れていく内に日々は
目の前を霞ませていく



それは幸福に似た紛い物

ちょっとした弾みで
確信に満ちた惰性で

何処迄だって行けるのだ。



ほら

気付いてしまった


ただ暮らしているだけ
呼吸をしているだけで

どれだけの可能性を浪費し

目の前で次々に
潰えていく未来の数程

今が素晴らしく思えてくる事に。