足りなかったのは
踏み出す強さと

ほんの少しの 運だったろうか。



日々が織り成す 平行線は
途絶える事無く 明日へと続き


反対側のホームで
通過する電車の中で
行き交う交差点で
踏切の向こう側で

擦れ違い続けた僕等は

今もそれぞれの道の上を
迷いながら 歩いている。




僕等は 同じ未来を
選ぶ事はなかったけれど


誰かと歩く その道が
その道の先が

光に満ちている事を

願うべきだと思うんだ



いつかそれを

笑い合える日がくるよ



きっと大丈夫。







ホームを駆け抜けた列車は

君の住む街へと
今日も走っていく


舞い上がる風は
次の季節の匂いを運ぶ




通過列車を 見送る僕が


昨日から

ほんの少しでも

前に進めているならいいと 思った。