可能性について考えると
どうしてか 哀しい気持ちになる
出来る事なんか きっとたかが知れている
時間は有限で
僕等は非力
久方の
赤紫の西の空
微かに光る星は そう言っているみたいだった
昨日と今日の
境界が曖昧になって
籠る小さな部屋
電波も届かない世界から
放とうとしているのは 何だろう
この手を擦り抜けた
零れ落ちた 可能性を
知っていて 気付いていて
それでも
塞ぎ込みながら
下を向いて歩きながら
いつの間にか 探していたんだ
眼前の高い壁に向かい
声を枯らす
今を鳴らす
伸ばす頼りない腕
空を斬るその軌道が
微かで 確かな風になる
色を変える 世界の始まりを
僕等は見る 願う。