偉大な発明や発見は数有れど

時間の概念とやらを考え付いた過去のお偉方には
今更だが 改めて賛辞を送りたいと思う



太陽が昇って沈むまでを1日

それをまたご丁寧に
何故か24分割して1時間

この1日を
これまた何故か
365回繰り返して1年


これを基準に世の中は回る

誰が決めたか知らないが
どうにも立派なこのモノサシが
僕等の日々を動かしている


お陰様で僕等は
日常という繰り返しに漂う平凡さと
そこに潜む根拠の無い平和を
享受しながら生きる事を許されている



時間はあまりにも偉大な概念だ


誰もがその存在を信じて疑わない

数多の言語が点在し
それ以上の国家や思想が認められる
この惑星で
唯一といっていい共通認識

それが 時間






僕等は
この時間の概念の支配下に在る

強制的且つ逃れ様の無い
暗黙の支配だ

生命として認識されたその時から
死んで灰になるその時まで
あるいはその後も

時間の支配から逃れる事はできない



永続的な呪縛







しかし何より恐ろしいのは


時間の概念から逃れる事
あるいはそれに抗う事

その必要性が無いという事なのだ



疑う余地の無い
隙の無い 完全な概念



それが 時間









ならば享受しよう

時間という
言うなれば窮屈な無限の水槽の中

何不自由の無い
素晴らしき退屈を

満喫しようじゃないか





あなたもそう思わないか?