冷たい風が窓を叩く音で
目が覚めた


ろくに眠れもしなかった
君に言う言葉が見つからなくて


遠くの街へ行く事
ここを離れる事を決めた


部屋が広くなっちゃうねと
君は笑いながら言った




いつもと変わらない朝
でも何かが変わろうとしてる
テレビの向こうでは
今年最初の雪を告げていた


白く続く並木道
君と並んで付けた 足跡二つ分
駅までの その僅かな距離
僕等は ゆっくり歩き出した






大きな鞄一つに
ここでの全てを詰め込んできた


忘れた物は 多分ないけど
君に言う言葉は見つからないまま


さよなら それとも? 
ありがとうも何だか違う気がしてる
頼りない 役立たずな僕を
思い切り笑い飛ばしてよ


これから続いてく毎日
一人きりで歩く 影は一人分
降り積もる雪は いつか溶けてく 
僕等は 何を残せたかなあ




さよなら ありがとう
君に言うべき言葉が見つかったよ

さよなら また会おう
雪の降る季節には戻るから

季節に染まる並木道
僕等それぞれ刻む 足跡二つ分
遠い街で また会える日まで
僕等は ゆっくり歩き出した