いっそ飛び掛かったり
牙を剥きながら
まるで
狼みたいに
振る舞えたなら

どんなにか楽だろうと
思う日もあるけれど

曇った窓ガラスに映る
冴えないその面構えは
狼からは程遠いや

なれないならせめて
なんて
正当化するのは何だか
お門違いな気もするから

たまには腹の底から
大声で吠えてみたっていい

例えばそれが君には
遠吠にしか聞こえなくても




きっと
群れを為すのは
容易いけれど
率いて進むのは
簡単じゃない事

群れ為す羊達にだって
思い思いの本音があってさ

曇ったレンズ替えなくちゃ
言えない事や
言えてしまう事
あれど前には道が続くから

なれないならそれで
構わないじゃんって
鼻の穴膨らまして
胸を張ればいい

はみ出し歩く羊等に
睨みを利かせる位でいい

例えばそれを
負け犬の遠吠えと
嘲笑われても






大切にしなきゃならない物
挙げてたらそれこそ
数えきれない程だけれど

前に進まなきゃ見えない物と
どちらが多いかなんて
比べられる筈もないからさ





どう足掻いたって
なれないならきっと
進むしかないって
腹を括ろうじゃない
風の行方を見たら
何も告げずに旅立とう
叫びも睨みもしないでさ

例えばそれが君にも
確かな明日に続いたらいい