そう沢山は無いんだろう
色んなモンを得た様で
実はそんなに無い
二人の写真とか
晴れた日には散歩を
雨の日にはあの映画を
目新しい事はちょっとずつ減って

例えばさぁ
君が居なくちゃ
生きてけない様な
そんな弱さが
あったらいいのにな
縋るでもないし
寄り添うでもない
ぶらさがっただけの
僕らでも

段々とそう段々と
言葉はすり減って
淡い位の日々がどうも
心地よい按配で
僕らはこうも甘え合って
二度と戻らない
掛け替えの無い今日が
また流れてった



もう沢山って位の
口癖が愛しい程に
言葉もなくなった
小さな部屋
聞き慣れたあの歌を
バカらしいラブソングを
気付かれないようにそっと歌ってみる

君にはさぁ
僕が居なくちゃ
生きてけない様な
そんな理由は
どうやらないみたい
探すより今日は
空でも見に行こうか
何も映っちゃいないけれど

段々とそう段々と
ココロはすり減ってく
甘い甘い日々はどうも
性に合わないみたいね
僕ら一つずつ忘れてって
記念日でもない
何でもない今日は
また流れてって



僕らはさぁ
何億の中から僕らを選んで
どんな理由も
無い気がしてた
生まれたでもないし
生み出すでもないな
そこに在るモノを
ぼーっと見てんだ


段々とそう段々と
言葉は重なって
淡く長い虹になってく
心地よいリズムで
僕らは今日を歩いていく
二度と戻らない
掛け替えの無い今日の陽に
影が伸びていく


歩き慣れたこの道を
ありふれた毎日を
聞き慣れた口癖も
見慣れていた
この空に名前を