二つ分の影が


重なったり


時に離れたりしながら




雨上がりの帰り道に揺れて




言いたい事


言うべき事は




白い煙に包まれたまま








どんな言葉にして






どんな顔をして






伝えたらいいだろう








君は背中越し


不機嫌そうな声










僕は


君の二、三歩後ろを




ついて行くしか出来なくて










けれど








それが僕らの距離








僕らの歩幅












声にすれば






君に届いたら






そんな一歩で






距離は縮まってく


















月が造った


光の隙間を






一つ一つ埋めていく














僕等は少しずつ










近付いてくる声を待っていた。