銀魂━幼馴染みの嫌な奴━沖田総悟 | *リアの銀魂夢小説ブログ*
こんばんは、夢音です!
今日テストが終わりました(*´∇`*)
テストの成果は・・・ノーコメントです←

*沖田×オリ
*3z
*語り手=オリ

今回は自分の好きな感じに・・・駄文ですがどうぞ!

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『うわぁーんっ・・・』

『やーい、泣き虫弱虫ちび夏南!』

小さい頃、私杉谷夏南(スギタニ カナン)はとても弱虫だった

そして、毎日のように男の子にからかわれていた


『また泣いてやがるぞ!』

三人の男の子が私を取り囲んで笑ってる

その時

『てめぇ等・・・こいつ苛めてるってことは覚悟ができてるんだよなァ!』


ズサァッと音をたて、男の子の一人が飛んでいってしまう

『な、なんだよ総悟!』

『うるせー』

ドゴッバコッ


きれいに三人を瞬殺した総悟


私の、大切な幼馴染み


『総ちゃん・・・総ちゃぁん・・・・』

助けてくれたことも嬉しかったけど、来てくれたことが一番うれしかった


総悟が、大好きだった


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「んん・・・」


朝。なんだか目覚めの良い朝


さっきの夢は・・・私がすごく幼かった頃のことだ


隣に住んでいる、沖田総悟。一言で言えばイケメンってやつ


・・・けど、性格は最悪

昔はあんなに優しかった総ちゃんは今では最悪な幼馴染みに

(憂鬱・・・)

そんな総悟が、今でも好きなのは内緒


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「お母さん、行ってきます」

母に挨拶をして家を出た

「はよ」

そこにはいつも通り、薄く笑みをこぼしている総悟

「おはよ、総悟」


警戒しながら総悟に挨拶をした

総悟と私は同じ高校の同じクラス

そのために私達は毎日一緒に登下校

・・・毎日、憂鬱!

「ほら、夏南」


にっこり笑いながら総悟は私に何かの缶を渡してきた

それを受けとると、それは―――


「と、と、トマトジュース!」

「夏南、大好きだろ?」


ニコニコしながら私にトマトジュースを渡してくるなんて・・・・!!

「さ、最低!私がトマト見るのも嫌いなこと知ってるくせに!!」

「だから渡したんだろぃ」

爆笑しながら総悟が先を歩いていく


「総悟、待ってよー!」

「おせぇ」

「黙ればか!」

「お前の方が馬鹿だろぃ。バァカ」


いつも通りの口喧嘩


もうちょっと私も素直になれないかな?


なんて思う・・・

((大好きだよ))


総悟の背中にそっと心で呟いた


ずっと好きだったんだよ?今だって勿論・・・・


届かない思い、彼は遠い存在



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お昼休み。私は共働きで忙しい母を気遣いお弁当ではなく学食にしている


焼きそばパンは絶品中の絶品なんだ


「焼きそばパンください!!」


いつもは総悟やトシ、近藤さんとかと食べるご飯だけど今日はひとり。


昼休みに風紀委員のミーティングがあるんだとか


中庭のベンチに一人で座る

なんだか一人ってやっぱ寂しい・・・


あんな嫌な奴だけどやっぱりいる方がいいよね


なんて考えていたとき


「ねね、君夏南ちゃんだよね?」

ドカッと隣に座ってくる知らない人

男の人でも、おっきい方


嫌な雰囲気の人だ・・・


「なんで私の名前・・・・?」


「そりゃあ、あの問題児クラスでの美人となれば誰でも知ってるよ」

箸を持っていない方の手をギュッと握られる


「ねぇ、夏南ちゃんってあの沖田と付き合ってんの?」

「い、いやだ、はなして・・・ッ」


「質問に答えてよ、俺夏南ちゃんの事が好きなんだ」


気持ち悪いっ・・・この人、目が怖い!


その時、だった

「ガバッ!!」


いつか見た光景のように、男の人は飛んでいってしまった


「てめぇ・・・夏南に手ェ出したってことは、覚悟できてるんだよな?」

「お、沖田総悟!?ひぃっ!!」


気持ち悪い人は、総悟に殴られて腰を抜かしたのか立てずに後退り逃げていった


「そ、総悟・・・・!?なんで・・・」


嬉しさと、安心感で目に涙がたまる


「決まってんだろぃ?お前を苛めて良いのは俺だけ、でさぁ」

顎をくいっと掴まれ、目にたまった涙を総悟がペロッと舐めた


「へっ・・・?!」


ふっとまたいつものように総悟が笑う


「そっ、そっそっ、総悟の馬鹿ぁぁあっ!!」


赤くなる顔で、逃げる総悟を追いかける


けど、ありがとね?


やっぱり総悟は、私のヒーローだね

昔も、そして今も


***end***

あとがき


ありきたり、王道

そんな王道な事にキュンとしたり、夢見たり・・・やっぱりイケメンは、良いものですね!笑


ここまで駄文にお付き合い頂きありがとうございました!