◇愛される料理 愛される物語◇


こんにちは! かわなよしのりです。
 
 愛される料理って色々あります。
 カレー?シチュー?とんかつ?おみそ汁?・・・

 皆さんのいろいろな思い入れで、それぞれの
 愛される料理があると思います。

 僕にもありますよ。

 鶏の赤ワイン煮
 牛ホホ肉のミジョテ
 平目のデュグレレ風
 イル・フロッタント
 クレーム・ブリュレ
 季節の野菜のエチュベ・・・・・

 全て、教室でご紹介してしまいましたね。
 
http://homepage2.nifty.com/riant/riantHP6.html
 
 愛される料理には訳があります。
 同じように、愛される物語も・・・・。

 今日から、数日間。
 同じ物語の、同じ文節をご紹介します。
 日本の物語なら、こんな事あまり出来ません。
 し、こんなに沢山の方が、思いを込めて
 翻訳する物語もあまりない?のでは。

 今の生活の中で、なかなかこうして
 読み比べる時間を持つことは難しいです。
 そして、こんなにたくさんの翻訳が
 並んだのは、ここ数年のようですから。
 学生時代に定訳を読まれたことのある方も、
 これら新訳は、きっとまだ?でしょうか。

 もしかしたら、座右の書とされている方も
 いらっしゃるかも。
 前置きは、この位にして、そろそろ・・・・。
 いきなり。


 「僕は何も、分かってなかった!
  言葉じゃなくて花のふるまいで
  判断すればよかったのに。
  彼女はとてもいい匂いがしたし輝いていた。

  僕が逃げ出したのは、間違いだった。
  あの小細工の影に隠れた優しさを
  察してやればよかった。

  花というものは、とても矛盾した
  性格だからね!
  でも、僕も若かったし、彼女の愛し方が
  分からなかったんだ。」


       サン・テグジュペリ「星の王子さま」
                (池澤夏樹訳) 


 数日後、どの日本語が、あなたの
 心に、一番届くのでしょうか?
 ちょっとワクワクしませんか?

 僕は、とてもワクワクします。(笑)

 そうそう、これはどの訳者が良いとか
 そういった事で、お伝えするのではないです。
 どの翻訳も、ステキです。

 きっと全て手元に置きたくなりますよ。

 何故なら、どの訳者もこの物語に
 並々ならぬ愛情を注いでいるからです。
 そして、内心では皆さん
 「私こそが、サン・テグジュペリの心を
  理解している」って思われているはずです。

 それがやっぱり、読み手に感動を与えます。

 個人的にいうと、ここはこの本
 こっちはこの本
 なんて、ポリシーのない、
 「もってのほか」
 な想いを持ってます。(爆) 


「愛される料理」

発行システム :『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止ご希望:
http://www.mag2.com/m/0000237097.html
発行者    :料理教室&BistrotRIANT-りあん-川名克典
URL      :
http://homepage2.nifty.com/riant/