想定外を許さない | はんどたおるのブログ

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東日本大震災による原発事故のあと、経産省、原子力安全保安院、東京電力、民主党菅政権は、

 

「今回の地震、津波による電源喪失は、“想定外”だった」

 

と繰り返しました。

 

僕は、「だから何?」

 

と思いましたが、メディアも野党も、そこを激しく追及することはしませんでした。

 

 

「想定外だった」

 

とは、説明や見解ではなく、単なる「言いわけ」ですよ。

 

要は、「想定が甘かった、間違っていた」わけですから、御用学者を初めとする、想定にかかわった人、それを承認した人たちは、責任を取らなければなりません。

 

でも原子力安全保安院を解散し、現在の規制委員会を発足したくらいのことで、誰も責任を取っていません。

 

 

そもそも保安院が、原発を作りたい、動かしたい経済産業省の外局である資源エネルギー庁の機関に属していること自体が信じられないことでした。

 

親分をチェックしてダメ出しをすることなど、個人でも組織でも非常に困難ですから。

 

その反省から(いや、反省しているとのポーズをとる必要に迫られて)「政府の干渉を一切受け付けない」という触れ込みで現在の原子力規制委員会は創設されました。

 

 

しかし安倍政権になって、この規制委員会は、政府、電力会社、経済産業省、日立など原発メーカーをはじめとする財界など、いわゆる原子力ムラの「原発再稼働の意向」に沿うよう大きく舵を切りました。

 

この豹変の裏には、安倍さんの指示の元、組織の切り崩し、懐柔作戦があったのではないかと僕は推測しています。

 

 

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、今回の熊本地震と原発について、19日次のように述べました。

 

いまの熊本地震がどういう進展をするかについて不確実性があるということは承知していますが、その範囲でどういう状況が起こっても、いまの川内原発については、想定外の事故が起こるというふうには判断していません。

 

  いまは安全上の問題はない。科学的根拠がなければ、国民や政治家が止めてほしいと言っても、そうするつもりはありません。

 

 

引用:http://matome.naver.jp/odai

 

この人、工学博士でありながら、まだ途上にある「現在の科学」を完全に過信しています。

 

大自然に対する「畏怖の念」や「謙虚な姿勢」など、欠片ほども持ち合わせていないようです。

 

地震学も火山学も、そして原子力も「科学」の範疇に入っています。

 

気象庁をはじめ、地震学者、火山学者たちが、今回の熊本地震について、

 

「観測史上初めて」

 

「経験則がない」

 

「予測不可能」

 

 

と頭を抱え、白旗を挙げる中、

 

どうして田中委員長だけが、現在の科学が万能だと傲慢に言い放つことができるのか。

 

 

 

そもそも、この発言は論理的に矛盾しています。

 

発言をかみ砕くと、

 

「この地震がこの先どうなるのか分からないということは、私も理解していますが、たとえどんなことが起きても、川内原発に想定外の事故は起こりません」

 

 

「不確実=どうなるか予想できない」

 

のに、

 

「想定外の事故は起こらない」

 

と断定する。

 

頭がどうかしています。

 

 

科学者が、こんな見苦しい言い訳をしなくてはならない理由、「それは川内原発を止めろ」という正当な要求に対し、正面から論理的に答えることが出来ないからです。

 

 

国民に向けてしゃべっているようで、自分の背後でうごめいている恐ろしい存在を意識して、こんな理屈の通らないグダグダの説明をしてしまうのでしょう。

 

さらに、

 

「科学的根拠がなければ、川内原発を止めるつもりはない」

 

 

はあ?

これは「川内原発を止めろ」と主張するメディア、国民に対する脅しですか?

 

「止めて欲しいのなら、科学的根拠を示せ」と???

あなた科学者でしょう?

専門家が仕事放棄ですか?

 

 

ごくまれに、アスリートや芸人がファンに逆ギレすることがあります。

 

スランプに陥っている野球選手が、浴びせられるヤジに頭にきて、

 

「じゃあ、お前が打ってみろ!!」

 

と全く同じですね。

 

 

「それだけは、言っちゃお仕舞よ」的発言です。

 

 

なら、こう質問しましょう。

 

 

「川内原発付近では、絶対に大地震が起きないと言う科学的根拠を示して下さい」

 

 
会見場にいる記者たちも、これくらい切り込んでくれませんかね。


 

この組織はもはや「規制」委員会ではなく、「推進」委員会に成り下がってしまっています。

 

 

以前、田中委員長は、

「我々は基準をクリアしたかどうかを調べるだけ。原発を動かすかどうかは政治判断」

 

で安倍総理は、

「政府は、規制委員会の基準を満たした原発を粛々と再稼働するだけ」

 

引用:http://matome.naver.jp/odai/2136852205934179401

 

とお互い「再稼働した後に事故」が起きても、全部相手のせいにして、自分たちは責任を取らなくても良いようにと伏線を張っています。

 

 

オリンピックのエンブレム、会場の問題と全く同じ構造です。

 

誰も責任を取らない日本の無責任体制良く表れています。

 

 

総理大臣が、政治判断で「川内原発を止めろ」と言えば止まります。

 

それをしないと言うことは、この先どこでどんな事故が起き、多くの国民が犠牲になっても、それは仕方のないことだと安倍さんが思っているということです。

 

安倍さんの憲法改正と言う野望を実現するためには、原理力ムラの協力なくしてはありえませんから。

 

 

 

新たな原発事故が起きたら、また「想定外だった」と言うでしょう。

 

「原子力ムラ」でカネと権力をむさぼっている連中に、もうこんな言い訳は、絶対に通用しないということを思い知らさなければなりません。

 

 

テレビや新聞などメディアのトップの皆さん、安倍さんと飯を食って、

 

「安倍さんから飯の誘いを受けちゃってさぁ 

 

引用:https://kigyotv.jp/news/position/

 

デレデレと鼻の下を伸ばしている場合じゃないですよ。

 

安倍さんに飼いならされているようではメディア失格です。

 

ふんどしを締め直して、

 

 

「想定外を許さない」

と論陣を張って、このたるみ切った体制に喝を入れて下さい。