先日、「地震の予知ができなかったからといって、気象庁を責めるつもりはない」と書きましたが、一昨日の、気象庁職員の会見を見ていて、僕は自分の目を疑いました。
橋本徹夫という人の肩書が「地震予知情報課 課長」だったからです。
不勉強で、僕は、気象庁にこんな課があることを全く知りませんでした。
気象庁は、「地震は予知できる」と思っているんですね?
それなら話は別です。
前言を撤回します。
これまで一度も地震を予知できなかったのだから、こんな何の役にも立たない課は即、解散して下さい。
それとも、
「地震を予知できるとは思ってはいないが、努力目標的ニュアンスを出すために付けた」
と言うのなら、さすが役人の感覚、そのデリカシーのなさに唖然とします。
今回も数十人の方が亡くなり、多くの人たちが被災しているのに、こんな「地震予知情報課」なる人々の神経を逆なでするような課を代表して、堂々とテレビの前に立てるその無神経さ、厚かましさに反吐が出る思いです。
ちなみに、
「予測」という言葉があります。
「予測」とは、あることの将来を推しはかるときに、“既存の事実や調査したデータを基に“判断することを言います。
ですから本来「地震は予知でなく、予測するもの」のはずです。
「予知」は、科学的根拠が乏しく、第六感的なニュアンスがします。
ブリタニカ国際大百科事典
小項目事典によれば
精神的心霊現象の一種で,将来起る出来事を超感覚的に知ることをさす。超心理学の研究対象の一つ。
「精神的心霊現象」ですよ?
予知と予想は違う意味の言葉なのに、こと地震に関してだけは、混同して使われています。
なぜか?
それは、お上である気象庁が、積極的に、「地震の予知」と言うから、国民にそれが浸透してしまったのだと僕は思っています。
地震調査研究推進本部が、南海トラフ地震について、「マグニチュード8,9クラスが30年以内に発生する確率が70パーセント」などと“予測”します。
この「予測」の部分を「予知」に変えてみましょう。
ものすごく不自然な、いや間違った文になることが分かります。
「地震調査研究推進本部は、南海トラフ地震を (略) と“予知”しました」
なぜ気象庁は、科学的根拠のないオカルト心霊現象の「予知」をあえて使うのか?
理由は、はっきりしていると僕は思っていますが、推測であれこれ書くより、会見場の記者の皆さんに聞いてもらった方がいいでしょう。
「この地震に関しての質問ではないのですが、よろしいですか?気象庁は“地震は予知できる”と思って、地震予知情報課を置いているんですか?普段どのように地震を予知されているのか教えてください。そして今後、起きるであろう地震を予知してその情報を出して頂けませんか?」
ぜひお願いしたいものです。
気象庁の仕事は多岐に渡っていることくらい知っています。
天気予報も大事です。
でも、ひとたび巨大地震が起きたら、多くの犠牲者が出る地震については、もっともっと緊張感をもって取り組んでほしいと思います。
まずは、このような不謹慎な課の名前を変えることから始めて下さい。