安倍総理は、安保法案成立後に、
「今後も国民に理解いただけるよう、丁寧な説明に努めていく」
と述べましたが、僕はそれをニュースで聞いて女房に、
「嘘だ。安倍さんは絶対にしない」
と断言しました。(笑)
僕がそう思った理由は二つ。
一つ目。
目的達成のためなら、安倍さんは平気で嘘をつく人だからです。
何のためらいもなく嘘がつける。
オリンピック招致のためなら、
「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」。
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」。
と世界に向けて、胸を張って大嘘をつきました。
嘘を挙げていったら、まさに枚挙にいとまがないので止めておきますが。
野党が共同で、安保関連法廃止法案を提出しました。
安倍総理!チャンスです。
国民に丁寧な説明をする絶好の好機到来です!(笑)
頼りない野党の質問をことごとく論破して、安保法制の必要性を国民に訴えましょう!
ん?審議には応じない???
って言うか、やっぱりね。(笑)
二つ目は、日本の安全保障のために、心の底から「安保法制」が不可欠だと考えてはいないだろうと思うからです。
(その理由については次回に触れる予定です)
やれ、憲法学者は違憲だ、違憲だとうるさいし、総理がアメリカ艦船に救助された日本人母の娘のイラストの描かれたパネルを使い、集団的自衛権の必要性を語ったものの、あとで「日本人が乗っているかどうかは関係ない」と前言を撤回したり。
もう一つの説明で、ホルムズ海峡の機雷掃海もあとになって、「想定していない」と答えて恥をかくなど、この安保法制が、ほころびだらけであることを総理自身が知っているから、説明なんか絶対したくないというのが本音でしょうね。
今回成立した安保法制を僕なりに考えてみます。
大きな論点は二つあると思っていて、一つ目は法律の目玉である「集団的自衛権が必要なのか、要らないのか」です。
これについては、いろいろと意見の分かれるところでしょう。
僕の意見は、以前にこのブログで書いたので、今回は触れません。
二つ目は、「その法律が正しい手続きによって成立したかどうか」です。
「必要」でも「正しくない手続き」ならこれは間違っていると言わざるを得ません。
自衛隊法76条に、次に様な「存立危機事態」が追加されました。
「我が国に対する外部からの武力攻撃が発生した事態、又は武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態に際して、我が国を防衛するため必要があると認める場合には、自衛隊の全部又は一部の出動を命ずることができる」
ん?
「我が国に対する武力攻撃」だったら従来の「個別的自衛権」で対応すればいいだけのこと。
集団的自衛権の要件として、これを条文とするのは明らかにおかしい。
憲法41条には、立法権の規定があり、立法とは、違法なもの、適法なものを区別するために行う行為だとしています。
言うまでもなく、憲法は法体系の最上位に位置するものです。
憲法学者の木村草太さんは、
「違法、適法を明確に区別できないような法律を作ることは、国会の立法権を逸脱しており、法の支配、明確性の要請に違反しているので憲法違反だ」と主張されています。
それでなくても、9割近い憲法学者が、この法案は憲法9条(2項)違反だ、または違憲の可能性がある、と言っているものを通すというのはどうなのか。
国会の正式な審議を経て採決されたものと与党が主張しても(確かにそれはそうなんですが)、憲法の持つ最高法規性を鑑みると、僕はこれを「正式な手続き」を経たとは言えないと思っています。
安倍総理は、「集団的自衛権は、戦争の抑止力を高め、国民の生命と財産を守るために絶対に必要なもの」のような趣旨のことを何度も述べています。
僕はこれも嘘だと思っています。
長くなるので、いったん切ります。
続きは次回