「聞き流すだけで、英語が身につく」
なんてことは、絶対にありません。
自転車の乗り方を徹底的に研究しても、いつまでたっても乗れるようにはなりません。
水泳でも、ピアノでも、何でもそうです。
「実際に」練習しないと、出来るようにはならないのです。
当たり前のことです。
英語も、実際に口に出さないと、喋ることが出来るようにはなりません。
これは、もはや誇大広告と言うより詐欺ですね。
石川遼くんも良心が痛まないのでしょうか?
彼が現在、英語を喋ることができるのは、実際にアメリカで英語を使っているからです。
「英語のあとに、日本語が吹き込まれているので、テキストを見なくても大丈夫」
だそうです。
いえ、大丈夫ではありません。(笑)
例えば、
“Help me!”のあとに日本語が流れます。
「助けて!」
全く英語ができない人は、スペルも構文も分かりませんから、
「ヘルプミー!」という音が、「助けて!」だと理解します。
3人で山に登り、遭難しました。
救出に来たヘリに向かって叫びます。
「ヘルプミー!」
これを聞いたアメリカ人パイロットは、違和感を覚えるでしょう。
「3人いるのに“me”?」
“Help us!”(ヘルプアス)が正解です。
こんなことが山ほどあります、って言うかすべてそうです。
言葉は生き物ですから、状況次第で如何ようにでも変わります。
一つの英語文に、一つの日本語訳なんてありえません。
もっとも簡単な例を上げましょう。
「エクスキューズミー」
って言いますよね。
一般的には、相手に話しかけるとき、「すみませんが、、、」
くらいの意味で使います。
でも、語尾を上げると、
会話している相手は、さっき言ったことを繰り返します、
何度も何度も繰り返して、しまいには怒り出すでしょう。
語尾を挙げての、
“Excuse me?”
は、「え?何ですか?」と聞き取れなかったときに言うからです。
さらに、強い言い方で、エクスキューズミーと言うと、
「何だと!」「もう一回言ってみろ」
と相手に喧嘩を売っていると取られます。
一つの英文に一つの日本語が、いかに馬鹿げているか分かると思います。
そもそも、聞き流すだけで、「口から英語が自然に出てくる」なんてどう考えてもおかしいです。
旅行先で、買い物に行ったり、食事をしたりするとき、
「あれ、財布って英語で何て言うんだっけ?」
「おはし、ありますか?って聞きたいんだけど、おはしは???」
スピードラーニングをやっている人は、自分の知らない単語や言い回しもスラスラ出てくるとしたら、それはもはや超能力レベルですよ。(笑)
みなさん、絶対に騙されないでくださいね。