100%この映画を満喫しようと思うなら、前作「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」をDVDか何かで見てからのほうが絶対いいです。他の猿の惑星シリーズは、この映画とは直接関係ないので必要ありません。
舞台は前作から10年後のサンフランシスコ。猿インフルによって人類の90%が死滅。
残りの10%の人々には免疫があり、かろうじて生き延びたものの壊滅状態のインフラの中、肩を寄せ合って生活していた。
一方の猿たちは、ゴールデンゲイト・ブリッジを挟んだ森でコミュニティを営んでいた。共存共栄ではなく別存別栄という形でお互い関わりを持たず年月が過ぎた。
前作の終りから考えるに、またサルと人間が戦うって、ちょっと脚本的に無理があるのでは、と思っていたのですが、いやいや杞憂に終わりました。
そりゃ戦争になるわ、って思わせる、よく練られた脚本に脱帽!
言わずと知れた至極の第一作の「猿の惑星」以降、貫かれているメインテーマ「差別、支配する側される側」は綿々と受け継がれていますが、それ以外にもまあよくこんな尺にいろいろ詰め込めたなぁと感心するくらいのテーマが満載。
あまり詰め込みすぎると掘り下げが甘くなったり、白々しさが漂ったりするものですが、全くそんなことはなし!
どちらかと言うとサル側の視点で物語は進んで行きますが、家族や恋人、友人を猿インフルで亡くし、辛く苦しい思いをしながら生き延びてきたことを想像すると人間の立場にも大いに共感できます。
映像は前作と比較して格段にスケールアップ。
とにかく猿の数多っ!!!
荒廃したサンフランシスコの街も、手前から数キロ先までボロボロになり崩れかけたビルが延々と続く。
お金かかってますわ。(笑)
前作もすごかったが、今回もモーションキャプチャーの鬼、アンディ・サーキスの動きがキレキレ。
あとは目を中心としたエモーショナルな表情に感動。主人公のシーザーはもちろんのこと息子のブルー・アイズの顔演技にも注目!イケメンですし。
猿(チンパンジー)って区別が付きづらいですよね?(笑)
息子のブルー・アイズには胸に大きな傷があり、顔も怪我したばかりなのですぐにわかるようになってます。
今回重要な役どころを担うkobaは前回からそうですが左目が見えず顔も歪み特徴的ですし。
要は本当に細かいところまで楽しめるような工夫がなされているんです。
大人子供、女性、若い、高齢、、、。
どんな人にも楽しめる極上の仕上がりになっていると思います。
次もありそうだなぁ(笑)