子どもって、

「今」しか生きられない。

 

 

 …今日じゃなくてもいいでしょ。また今度にしようよ。

 

「やだ、今日がいい!」

 

 

 …先に お風呂入ってきちゃいなよ。

 

「やだ、今がいい!」

 

 

 

……はい、出た。

 

「『今』がいい。」

 

 

 

 

明日や その次や、

次の日曜日のことを

はっきり考えられないから、

 

子どもは いつでも「今」を生きている。

 

 

 

そう思っていたけど

 

今日、ふと気づいた。

 

 

 

……あれ。

 

「そういう自分も、たいして変わんないね?」

 

 

やらなきゃいけないタスクはたくさんあって

 

期限の決まったものも、いくつかあって

 

 

今日はこれをやろうと思っていた。

でも、なんだか気が乗らない。

 

 

「なんだか、今は、こっちがしたい気がする……」

 

 

 

なんだか、「今」 文章が書けそうな気がする。

 

なんだか、「今」 感情と向き合ったほうがいいような気がする。

 

なんだか、「今」 無性にこの本が読みたい気がする。

 

なんだか、「今」 あの人と話したい気がする。

 

 

 

 

風の湿り気の微妙な変化で

天気の移り変わりを感じるような

 

言葉になる前の

なんとなく

わずかな感情の揺れ、エネルギーの揺れ。

 

 

 

察知したなら、できうる限り

 

その「声」に従うことが、

結果的に最良なのかもしれない。

 

今までの経験から、ぼんやりと

そんなことを考える。

 

 

「今」したいことを繰り返しているうちに

 

終わってみれば、

 

結果的になんだか

帳尻が合っていたりするから。

 

 

「今、したいこと」を

 シンプルにやっていく そのかたわらで

 

「必要だから やること、やり続けていくこと」も

 忘れずにしていく。

 

 

書くと決めた文章を書くとか、

お家をきれいにするとか

そういうことも。

 

 

それは、必ずしも

毎日やるとか、習慣にするとかじゃなくて

 

毎日やるのが苦手な人なら、それはそれで

一週間とか、一ヶ月とか

少し長いスパンで区切ってみたときに

 

続いていれば、それでいいんだと思う。

 

 

「今、したいこと」を、追いかけていく自分に

罪悪感や焦りを持たないために

必要なこと。

 

 

 

「今、したいこと」

 

「必要で、やると決めたこと」

 

どちらも欠かせない両輪のように

 

順番に、ぐるぐると繰り返していった先で

 

気づいたら、ものすごく遠くまで

進んでいけることもあるかもしれない。

 

 

あるのは、ただ

 

「今」の連続。

 

 

* * * * * * * * * 

 

「毎日、同じように続ける」が、

ほんっとうに、なんの悪気もなく、できません。

 

「続けられない」っていうより

「覚えていられない」んだなぁと思いました。

 

 

なので、苦手なことは

とにかくハードルを下げて下げて。

1ヶ月後、半年後、その先で

やめてなかったらいい。

 

 

そんな感じで ゆるくやっていこうと思います。

 

 

 

 

お越しくださり、ありがとうございました。

 

明日もいい日でありますように。

 

 

山本 麻莉