揺らぎ、という言葉は好き。
 
 
感情の揺らぎ
 
 
音程の揺らぎ
 
 
 
葉の揺らぎ
 
 
波の揺らぎ
 
 
 
 
 
ビブラートをかける。
 
弦楽器なら、
 
弦を押さえる指を
小刻みに動かして
 
人の声なら、
喉を震わせて
 
 
揺らす。
 
 
 
 
感情が昂った時に
歌声も揺れる
 
 
 
心地よい、
無性に惹きつけられる。
 
 
 
機械には揺らぎはない。
 
 
 
 
 
自信が揺らぐ
 
価値観が揺らぐ
 
 
それはネガティヴなニュアンス
 
 
 
揺らぐけれど
少しだけ受け入れて
 
大枠はもとの自分のままで
 
 
 
柔らかく、受け入れて、
 
 
少しずつ変わりながら
 
 
そのままゆく。
 
 
 
 
決して揺らがないのは
頑なである、ということと同じ
 
 
 
 
 
揺らぐのは
弱さ
 
そして
強さ。
 
 
 * * * * * * * * * * 
 
この文章は、9月に書いたもので
今の気持ちにも
なんだか しっくりくるので
もう一度、味わってみる。
 
 
自分でやりたいと決めたことでも、
しょっちゅう自信が揺らいだり
気づけば、周りからの目を気にしていたり
 
あんまりメンタルが
強くない自分です。
 
けれど、このまま行くんだろうなぁ。
 
 
不安や、迷いが綺麗に消え去って
晴れ渡った青空のようになるわけじゃなく
 
陰と陽が心の中にあるように
 
ぜんぶ、抱えたまま
手を取りあいながら
行くんだろうなぁと思います。
 
 
 
 
風を受けて、揺らぐけれど
なんだかんだで燃え続けている
ロウソクの炎。
 
 
案外、そんなふうかもしれない。
 
 
揺らぐことさえも
わたしの ”魅力”だと
捉えられたなら
 
肩の力を抜いて ゆけるような気がしたんです。
 
 
 
 
 
お越しくださり、ありがとうございました。
 
明日もあなたが
笑顔でありますように。