これまでに
辛い経験をくぐり抜けてきた人にとっては
 
「自分で自分のことがコントロールできない」
 
という状態そのものが
 
無力感を覚えてしまって
怖かったり
苛立ったり
不安で仕方なかったり
 
そんなことがあるかもしれない。
 
 
自分の感情がコントロールできない。
なぜこんな悲しい気持ちになるのか
なぜこんなに自分が怒っているのか
わからない。
 
わからないから
不安で
 
わからないから
自分のことが信頼できない。
 
 
 
それはまるで
底のない沼に沈んでいくようで。
 
 
 
変化を与えられるかもしれない
方法の
 
 
一つは
 
「そのままでも
 大丈夫なんだよ」、と
 
知ること。
 
 
生まれた感情は
誰にも否定なんかできないこと
 
感情のひとつひとつが
自分を守ろうとして生まれたこと
 
 
知って、その次は
時間をかけて、
自分に覚え込ませていくこと。
 
 
 
もう一つは
どんなに小さくても
自分でコントロールできること、
自分で決めることを増やしていくこと。
 
 
 
疲れたら休む、と決めること
 
ランチに食べるものひとつでも、
自分が食べたいと思ったものを選ぶこと
 
子どもが好きなアニメの曲だけじゃなく
たまには自分の好きなヘヴィメタも流すこと
 
 
その小さな積み重ねで
自分でコントロールできる範囲は
ほんの少しずつ、広がって
 
自分への信頼も労りも
少しずつ、強くなっていく。
 
 
 
 
そんなことを考えていました。
自分の、子供の頃からの生きにくさと
時間をかけて変わってきた
ここ3年ほどを、振り返って。
 
 
セルフコンパッション。
 
自分を理解して
自分を労ること。
 
 
その、根っこにあるものは
 
 
自分を尊重すること。
 
 
 
どんなに時間が
かかったとしても
 
少しずつ、
少しずつ。
 
 
 
 
 
 
* * * * * *
 
ちょっとショックな出来事があって
まだ感情が揺れ動いているので
自分に向けてこの文章を。
 
 
 
お越しくださり、
ありがとうございました。
 
明日もいい日でありますように。
 
 
 
 
山本 麻莉