わたしは

「イタリアに行くべきか、フランスに行くべきか、

 ここにいるべきか?」

 

 

ちょうど一年前。

 

わたしは、人生で大きな分かれ道にいて

 

どっちに進むべきなのか?

そのための材料が足りなくて

 

人生で初めて、コーチングというものを受けてみることにしました。

 

 

初回の導入のセッションで、

「コーチングとは?」という項目に対して説明されたのは

 

「コーチングとは、コーチが答えを教えるものではない」ということ。

 

「クライアントの中にある答えを引き出すもの」であること。

 

それから、

 

「海外旅行の行き先を決めるのに、

 イタリアに行くのもフランスに行くのも

 どちらが正解というのはないように、人生の決断も同じ」ということ。

 

 

実際には、

「イタリアに行くべきか、それともここにとどまるべきか?」で

 悩む人が多くいること。

 

 

 

 

わたしは、その「イタリアとフランス」の喩えが妙にしっくりきて

 

人生におけるどんな選択肢も、

どこか必ず「自分を幸せにするため」に現れるものだから

 

「確かに正解も間違いもないよね。。」

 

と思ったのを覚えています。

 

 

そして、その中でも「より納得感のある選択肢」を選ぶために

コーチングの時間を通して、選択していくのだと。    

 

 

 

 

わたしの場合は、15年近く続けていた仕事を

まだ続けるか?

 

退職して、「やりたいことを仕事にする」道を選ぶか?

 

という、

 

まさに「イタリアか?ここにとどまるか?」という岐路にいました。

 

 

 

 

それから 一年経って、今。

 

11月末で会社を辞めて、

「セッションを提供する人」として

 

進んでいくことを決めて

ここに立っています。

 

 

まだまだ駆け出しだけど

わたしのサービスを受けてくださる

クライアントさんがいてくれて

 

 

確かなものは何もないけど

自分の内側に芽生えたものを、

大事にしようと思って

 

目の前に現れるものを、選び続けてきた結果

 

気づいたらここにいた、という感じがします。

 

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「やりたいことを仕事にしたい」ということを

考えてみたとき。

 

 

簡単にそれを決断できる人はいいけど、

もしそうでないのなら

 

「まずは体験してみる」

 

「そのこととのつながりを作る、持ち続ける」

 

ことから始めるといいのかな、と思います。

 

 

 

 

わたしがやってきたことを

3つ、あげてみるとするならば。

 

・実際に、その仕事をしている人と話をする。

 そうした人がたくさんいる環境に身を置く。

 

・小さく始めてみる。

 自分の今のスキルで、できることを出し切って

 誰かに提供してみる。

 

・自分の内側の声を信じる。

 

 

 

 

イタリアの喩えで言うなら

 

・実際にイタリアに住んでいた人の体験談を聴く。

 イタリアに関する物に囲まれて過ごし、空気感にふれる。

 

・ちょっと行ってみる。

 実際に体験してみる。

 

・気がつけばイタリアの景色が思い浮かぶくらい、

 イタリアのことが大好きな自分を

 認めて、受け入れて、降参してあげる。

 

 

 

すぐにイタリアに行くことができなくても

 

どんなに小さくても

今、できることを探して

心の中ではつながり続けるように。

 

 

今日、自分の選んだ小さな選択が

自分の起こした小さな行動が

 

いつか、憧れの場所へと

わたしを運んでくれるように。

 

 

* * * * * * * * 

 

お越しくださり、

ありがとうございました。

 

明日も素敵な一日でありますように。

 

 

山本 麻莉