リーダーシップ、って言われたら
 
ないない。
自分には全然、ないよ。
即答で、そう答えると思う。
 
 
 
何か、イベントを主催することは
 
旅に例えるなら、ツアーのガイドに
ならなきゃいけない気がしていた。
 
完璧に準備して
みんなを引っ張っていかなきゃって。
 
 
 
でも、もしかしたら
もっと気楽に考えてもよくて。
 
私は最低限のことを思いつくだけで、
場所と日にちを決めるだけでも、よくて。
 
 
 
そこに、集まったみんなと
わいわい笑いあって
 
「わー楽しみだねー」って言いながら
 
一緒にてくてく歩いていけば
いいのかもしれない。
 
 
 
 
大学生の時。
 
北海道で開催される
ライジングサン ロックフェスティバルに
行きたくて行きたくて、
 
高速バスと各駅停車で
東京〜札幌を往復したことがあった。
 
 
行程を考えて、行きのチケットを手配して
サークルの先輩後輩と一緒に
敢行したんだった。
 
 
その時は、たしか夢中で
ただ純粋に行きたくて、行きたくて
 
どうせならみんなで、って言って
周りの人も巻き込んでいった。
 
 
 
働きはじめてからは
歌舞伎を観るのにはまって
毎月のように歌舞伎座に通ううちに
 
いつのまにか会社の先輩も巻き込んで
部活を立ち上げてしまったこともあった。
 
(当時は、部費が支給されたのです…)
 
 
 
 
普段、リーダーシップとは無縁だけど
情熱の向かう先につながると
 
突然、行動力を発揮して
まわりの人まで
巻き込んでいくこともあるらしい。
 
 
 
 
ひとりでも楽しいし、
みんなで行っても、楽しい。
 
純粋な楽しさから始まったものが
 
いつのまにか、広がって
周りの人にも熱量が伝わって
なりゆきで巻き込んでいく。
 
 
 
あるいは、見晴らしの良い公園に
広げた大きなレジャーシート。
 
『開けておくから、いつでも
 好きな時にきて
 のんびりしていってね。』
 
 
ZOOMでやるイベントは、
そんなイメージ。
さらにハードルが低くなって
 
 
『もう、自由に集まって。』
 
 
集まらなければ、
それはそれで
 
笑い飛ばして、ひとりでお茶を飲み
流れる時間を楽しむ。
 
 
 
ひとりでも楽しいし
みんなでも楽しい。
 
 
『どうせやるなら、分かち合う。』
 
 
そうやって、純粋な楽しさで
はじまった点が
 
少しずつ波紋を広げて
やがて風を起こして
みんなを巻き込んでいく。
 
 
 
 
 
わたしは、導く人にならなくていい。
 
わたしは、中身をあらかじめ
決めてしまわなくていい。
 
 
中身は、そこに集まった人たちが
その一瞬一瞬で、生み出してゆくもの。
 
 
 
わたしは、「旅」の枠をつくるだけ
 
 
わたしは、「場」をつくるだけ
 
 
 
わたしは、ただ「器」を場に置いて
 
 
そこに なにかが満たされていくのを
 
 
そこに なにかの化学反応が起きるのを
 
 
見届けるだけ。
 
 
 
 
 
 
 
お越しくださり、
ありがとうございました。
 
 
 
明日もいい日でありますように。
 
 
 
山本 麻莉(マリ)