「許す」というのは
自分の意思で
できることのようでいて
自分の意思で
できる範囲を超えている気がする。
「わたしは許します」と、
自らの意思で決めて
許そうとしたところで
心の奥底に、
何らかの感情が
拭い去れないわだがまりが
残ってしまうのなら
本当の意味では
「許せて」いない、のかもしれない。
それは決して
いい・悪い ということではなくて
ただ単に
まだ、その時が来ていない。
ただ、
それだけだと思う。
一番 苦しいのは
「許した」はずなのに
「まだ、許せていない」
という矛盾を、
自分が許せていない時
かもしれない。
どんなに頭で考えて
「許す」と決めたことでも
心の奥底に
「許せない」という感情が残っているのなら
今はまだ、その時ではないんだ。
今は、まだ許せなくても
許そうと思って許すのではなく
許せないと思う気持ちが
ひとりでに 手を離れて
ひとりでに 解き放たれていく。
まるで、意思を持ったかのように。
いつか、その時はくるはず。
「一生許さないと決めている」
と、静かな顔で語る人もいる。
許せないと思っていたのに
年月が経って、
もういいのかもしれないと
自然に消えていく思いもある。
だから
「許せない」自分を、どうか
許してあげてほしいなと思う。
お越しくださり、
ありがとうございました。
明日もあなたが笑顔でありますように。


