入院生活~病気と今後について~
私の主治医の先生は男性だった。
とても優しくて穏やかな先生だった。
私のどうでもいい内容の交換日記にも丁寧にコメントを書いてくれていた。
入院してから3週間ほど経ったころ、先生が病室に面談にやってきた。
私の病気や退院までの道筋について話してくれた。
詳しくは覚えていないが、摂食障害、自律神経失調症、うつ病と言われたと思う。
これから週に1回、精神科の先生と話をするようになるため、同じ病院内の診察室に通うことになった。
それから、退院までの計画表を見せてくれた。
そこには、0.5kg体重が増える毎にできることが増えていくという内容で、最終目標体重に達したら退院と書いてあった。
そのころの体重は、156㎝の身長に対して30㎏前後だったため、10~15㎏増えたら退院できるといった内容だったと思う。
計画表には体重とできることが表になった書いてあった。
0.5㎏増えたらお風呂にはいれる、
さらに増えたら病室から自由に出れる、
また増えたら週末に家族に電話ができる、
また増えたら家族と面会できる、
庭に出られる、レクリエーションに参加できる、1日外出できる、1泊外泊できる....
計画表を見せられた時、
体重なんてご飯を食べて寝て動かなければあっという間に増える。すぐに退院できる、とその時の私は簡単に考えていた。
そして、最後に明日から経管栄養をすると言われた。
説明は受けたが、その時の私はあまりよく理解はできていなかったのだろう。
次の日は大騒ぎをして泣きわめいた。