今日は発達障害について語ります!
発達障害は現在の私の最大関心事項です。
ブログをはじめてから、いつかは書きたいなと思っていたことです。

「発達障害」というものに惹かれることは、まぁ賛否両論あると思います。
否定の方が少し多いかな。

でも、考え方が独特である、ということは、
そしてその考え方を同じように持っている人たちがグルーピングされているということは、
世の中には「別の考え方をする人たちがいるんですよ」ということを社会が認めているということなんじゃないかと私は思っています。

さらにはグルーピングをされていることによって、研究が進み、それぞれの異なる考え方の間に橋が渡されてきているように私は感じています。

そういう点では、LGBTも発達障害も、私にとっては似たような関心事項なのかもしれません。

ということで、今回は、
「発達障害でありたかった私、大学一年生」です!

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発達障害を知ったのは、性同一性障害に関心を持った時期と同じく、中学生ごろのことだったと思います。

中学時代、テスト勉強を家ですることができなかった私は、図書館を自習室がわりに使っていました。
そして、勉強せずに読書に励んでおりました(笑)。


最初に出会ったのは、確かサヴァン症候群でした。
自閉症で、数学的天才が「数字に色が付いている」という、そんな本でした。

なぜその本を手に取ったのかというと、
私が最も尊敬する作家さんである荻原規子さんの小説「西の善き魔女」に出てくる少年、ルーンの特徴とよく似てるな、と思ったからです。

そこから、もっと良く知りたいと思い、自閉症、発達障害を調べるようになります。



話は脱線しますが、実は、私は幼い頃から「身体障害」に関心を持っていました。

私は当時、知的障害の子も身体障害の子もいろんな子が集まる幼稚園に通っていて、そういったことも関係なく、普通に友達として接していました。

快く思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、私は車椅子に憧れていたこともありました。
幼稚園の同じクラスには足の悪い友達がいて、
でもその女の子はすごく優しくて魅力的な性格をしていました。私はその子に憧れていたので、同時に車椅子もかっこいいと思っていたのでした。


小学校に上がってからは、盲導犬に強い関心を持ちます。
目が見えない人の代わりに案内する犬は本当にかっこよくて、将来は盲導犬訓練士になりたいと思っていました。
盲導犬だけではなく、聴導犬、介助犬、警察犬にも関心を持ちました。


そんなわけで身体障害には関心を持っていましたが、知的障害や精神障害にはあまり関心を持っていなかったのも事実です。
そんな私が知的障害や精神障害に関心を持つきっかけとなったのが、サヴァン症候群でした。



中学二年生、テスト期間中にテスト勉強をサボって読書に励み、詳しく調べているうちに、すぐに発達障害が天才とは限らないことに気がつきます。
ですが、同時にもう一つ気がついたことがありました。

発達障害の特徴が、私にも当てはまる部分がある、ということに。


まず、片付けができない。
部屋はいつもぐちゃぐちゃです。時々(一年に2〜4回)、気合を入れて片付けます。気合を入れれば片付けられるので自分は問題ないと思っていたのですが、「それ普通じゃないよ」と本に教えられました。

そして計画が立てられない。一度熱中すると切り替えられない。
そもそも本来、テスト勉強をしていなければならないこの時間。発達障害の読書に励んでいる自分をかえりみて笑います。
テスト勉強はいつも計画通りに進まず、提出物は前日の夜になるまで「なんとかなるさ」と思って、前日の夜になっても仕上がらず、期限遅れの常習犯。

忘れ物と遅刻と物の破壊の大王で、授業中はしょっちゅううわの空、身体感覚を正確に把握できていないのでしょっちゅう物にぶつかる。小学一年生のときには赤鉛筆を何本買っても一週間後にはなくなるので、母は大量に赤鉛筆を買っていました(笑)。

そして何より、私は小学四年生のときに、クラス中の保護者に「情緒不安定の問題児」の烙印を押されています。
まぁ、授業中に何度もクラスを抜け出してほっつき歩いて、学校中を捜索されましたからね。ただ、自分の行動に対しては確信犯で反抗目的でやったことではありましたが。



と、同時に、発達障害の特徴を見ていると、当てはまらないことも多々ありました。

小学四年生以外は普通に席に座って授業を受けられましたし、
中学生ではクラスでも部活でも浮いてましたが、それほど際立って人とコミュニケーション取れてないかと言われると、自分としては相手の感情は理解できているつもりでした。

学校生活で著しく問題があるほどかというと全くそんなことはなかったので、おそらく私は発達障害とは違うのだろうなとは思いました。



ただ、「自分にも似たところがある」と思うことは、関心をおおいに強めます。
それから気が向いたときは発達障害に関する本を手に取って、読むようになりました。



ここまでが中学生から高校生までの間に考えたことです。

次回、大学一年生に続きます。