平取って、通り道といった場所でもないので、なかなか行く機会のない町
この時期に一度行ってみたかったー〝すずらん群生地〟
平取町幌尻岳のふもと芽生(めむ)に広がる野生のすずらん群生地
その広さは、日本一
なんと、今年で34回目を迎える「すずらん観賞会」
そんな昔からのイベントだったとは
遊歩道を入ったあたりは、見頃の八分咲き
駐車場を降りたときからほんのり香っていたけど、
歩き進むと、清らかな甘い香りがふわぁ~と漂い、こころ豊かな気持ちに
ただ、思った以上に遠かったー
平取の市街地から30キロほど山奥へ走るわけで、
国道から入った集落の貫気別(ぬきべつ)から、さらに13キロの看板
正直、めげそうになったー
群生地は、毎年5月中旬~6月中旬のすずらんが開花する時期のみの一般公開
一時期、絶滅の危機に瀕したすずらんを保護し、
10年もの歳月をかけて自然の状態に回復させ、可憐に咲く姿を取り戻した経緯が
葉の陰に花をつけるので、目線を落として見ると、香りも近づいてくる感じ
つぼみの場所と咲いている場所が、香りで嗅覚でわかる
緑いっぱいの森の群生地なので、森の香りも混じっているかも
虫の声や小鳥のさえずりが聞こえ、マイナスイオンたっぷりのここちよい森林浴
すずらんの花言葉のひとつが「幸福の訪れ」なことから、広場には〝幸せの鐘〟
誓いの鍵をかけることもできるみたい
ワラビとすずらんのコラボ
ボランティアさんが開花前に雑草を取り除いているけど、それでもさまざまな植物と共存
葉の陰にひっそりと純白の花を咲かせる姿は、まさに君影草
すずらんの別名ネ
普段は葉で高温を遮るすずらんが、西日を浴びて、葉に影を映す姿
ちょっと狙えたーーっ
北海道の初夏を代表する花、すずらん
平取町はもちろん、札幌市の花でもあります
北海道の人里はなれた山奥に、
1年に約1ヶ月だけ公開される野生のすずらん群生地、どこか神秘的
☆ 芽生すずらん群生地
沙流郡平取町字芽生
開放期間:5月中旬~6月中旬の約1か月 公開時間:6時~18時 鑑賞無料
※ H30年のすずらん群生地開放期間 5月16日(土)~6月10日(日)
reported by rikucha