ふぅ~ん、と聞き流しそうだけど、考え直してみると、これって難しい
〝オーベルジュ土佐山〟
一度泊まってみたくて、いままで何度となく高知行きを計画した
ようやく今回念願かない、運よく宿の予約もできて
高知市内からクルマで走ること約30分
山奥を目指して、クネクネした山道を登ります
徐々に道路が狭くなり、「四国へ来たなぁ~」とワクワク
初めてなら、不安になりそうな山あいの道路
あっ、私たちも初めてでしたーっ
狭い道のほか、道路工事中など、譲り合いで進む箇所も幾度と
看板が見えた その向こうに小洒落た建物が現われたー
日が暮れる前に、ギリギリセーフで到着ーっ
建物手前に緑のアーチに囲まれたサインボード
クジラのように見える赤紫のもじが「」
右に「」
左に「」
下に「」 なのだそう。
「札幌からようこそ。
飛行機、無事に乗り継げたかなぁ~、と心配していました。」
と、フロントでウエルカムされました
ここに泊まることが現実のものになってはじめて
料理が和食であることを知った
私のなかで勝手に、
オーベルジュ=フレンチ、だと決めつけていたことに気づいた
無知でした。。。
和風創作料理〝土佐山流転会席〟
お部屋名「」もプリントされたお品書き
こちらがこの日の夕餉全メニュー
地元・土佐山の取れたて野菜や、黒潮洗う高知近海の海の幸など
とれたての食材でもてなされました
食前水 仏手柑スカッシュ
食前フルーツ 門田ファミリーのべにほっぺ
先附 温州みかん みかんリキュールとともに
吉原さんとこの原木椎茸と高野豆腐の煮しめ
前菜 須崎のうつぼ琥珀寄せ
室戸産金目鯛南蛮漬け
北海道真つぶの旨煮
裕一さんのほうれん草と生ハムでお白和え
美恵子さんとこの金柑甘露煮
御造り 目鉢鮪 天然ひらめ 車海老湯引き
汁椀 睦月宝楽土瓶蒸し
食前に‘いちご’をいただいて、カラダに酵素とり込むといいのだと。
後からくる食べ物を分解吸収してくれることも教えていただきました
土佐山キュイジーヌ 土佐山柚子グラチネ
土佐山オーガニックライン
見たこと、聞いたことのない野菜について
スタッフの方が、ていねいに説明もしてくださいます
山の夕げ 地鶏 佐賀町の塩で焼いて
土佐山村伝統料理 野菜のたたき
お口直し すり大根と山葵の香りで温かそば
これは、なかなかダイナミックな料理
地鶏のそとはパリパリっと、なかはジュージーで美味
御食事 森和雄さんの黄金錦
裕一さんの朝採れ土佐ジロー卵
しゅうさんの酸っぱい生無垢な梅
勝子さんの沢庵
蛤の赤味噌汁
名前だけは知っていた‘土佐ジロー’
黄身をお箸でつまめましたっ
ここまでたどり着くのも、お腹は容易でなかった。。。
甘味 トマトはちみつコンポート
池川町の煎茶アイス&チュイール
東津野村のおいしい煎茶
メインダイニングから、部屋へ帰れないのでは…
と思うほど、めいっぱい食べすぎました
…でも、キチンと部屋に戻れました
翌朝も和食のおもてなし
おふくろの味「四方竹の含め煮」って、めずらしい
たまごは、やっぱり土佐ジロー
朝からタップリごちそうになっちゃいました
四季をめぐって、地元の旬の幸を選び抜き、それを生かしきる。
その日迎えてくれた一膳が、この上ない至福のとき
とても1ページで書ききれないので
次回を『くつろぎ編』として、続けます
☆ オーベルジュ土佐山
高知県高知市土佐山東川661 088-850-6911
reported by rikucha